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中国語で「美しい」という意味の単語「MEI」。2025年10月、その名の通り「美しいお茶の体験」を提供するお店「MEI TEA」が、蔵前にオープンしました。興味をそそられ訪れてみると、そこは台湾ミルクティーの専門店。
台湾では、ジャスミンやウーロンなど日本ではストレートで飲むのが一般的なお茶にも、ミルクを加えるのがポピュラーな飲み方なのだとか。

テイクアウト用のカップもデザインが美しく、持ち歩くのがうれしくなる
「台湾ミルクティーを初めて飲んだのは、シンガポールの展示会でした」とオーナーの鐘田匠さん。あまりのおいしさに感動し、日本の食料品を海外に紹介する仕事のかたわら、台湾ミルクティーを広めるお店を日本で開くことにしたそうです。
出店場所に蔵前を選んだのは、「古い町工場の風景と新しいカルチャーが自然に共存し、ものづくりやデザインに関わる多様な人々が集まっている」から。「“東京のブルックリン”とも呼ばれるこの街の自由で創造的な雰囲気に惹かれ、台湾で親しまれているお茶文化を発信する拠点として最適だと感じました」。

「蔵前という土地が持つ温かさと個性を、お茶の香りと共に感じられる空間を目指しています」と鐘田さん

どれにしようか迷うのも醍醐味。スタッフの方に相談するのも一つの手だ
聞けば、「日本のコーヒースタンドのように、台湾にはミルクティーの専門店がたくさんある」のだとか。それくらい現地の人たちにとって身近な存在で、普段使いされているのでしょう。
「MEI TEA」では、一番人気の「01 スノーイージャスミン」をはじめ、5種類の台湾茶葉を用意。どれも鐘田さん自身が飲んでおいしいと納得した、独自の基準で選定したものばかりです。

茶葉の説明書きを参考にしたり、香りを確認して選ぶこともできる

サイズは2種類。テイクアウトの「ミルクティー」は、M 702円、L 864 円。イートインはM 715円、L 880円。
テイクアウトの「ストレートティー」はM 648円、L 810円。イートインはM 660円、L 825円(すべて税込)
注文時に、好きな茶葉を一つ選びます。ミルクティーがおすすめですが、ストレートティーと飲み比べてみるのも、茶葉の特徴を感じられて楽しい。
抽出には、お湯を注ぐだけの一般的な方法ではなく、専用の抽出器を使用するそう。茶葉の種類や焙煎度、提供スタイルに合わせてバランスを見極め、自然な香りと深みのある味わいを引き出すのが肝心です。

茶葉が違うと、抽出した際の色もこんなに違う。左が「02 ゴールデンウーロン」で、
右が「01 スノーイージャスミン」(写真は、いずれもストレートティー)
カップに顔を近づけた瞬間、ふわっと広がるいい香り。台湾ミルクティーのおいしさを存分に味わうには、現地の飲み方にならい、まずその香りを楽しむのがコツです。
上品さが漂う「01 スノーイージャスミン」は、リフレッシュしたい時にぴったり。ストレートティーだとすっきりとした茶葉の個性が際立ち、ミルクティーにすると柔らかく華やかな印象が生まれます。
「02 ゴールデンウーロン」は、焙煎の香ばしさと深み、キレのある後味が特徴。ミルクを加えると角が取れ、甘いものとも合います。

2025年12月以降、店内では茶葉やオリジナルタンブラーなどの販売も
最近では、散歩がてら台湾ミルクティーを飲みに来る人も増えてきました。店内でゆっくり休憩していくのもいいし、テイクアウトして、カップを片手に歩くのもわくわくします。
12月からは茶葉も購入できるようになるので、自宅で台湾茶の香りに包まれることもできます。もし身近な存在になれば、暮らしがもっと彩り豊かに感じられるかも。

左から「01 スノーイージャスミン」「02 ゴールデンウーロン」、
キャラメルのようなまろやかな甘みが漂う「03 アーバンキャラメル」
MEI TEA
住所 東京都台東区蔵前三丁目4番3号 フィルパーク蔵前 1F
TEL 080-8108-8890
営業時間 平日11:00〜18:00、土・日曜10:00〜18:00
定休日 水曜
https://www.instagram.com/meitea_milktea/(外部サイトへ移動します)