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都営大江戸線蔵前駅から徒歩2分の場所に、9月にグランドオープンしたばかりのベーグル専門店「BAGEL SHOP Le bage」があります。オープンしたばかりとはいえ、店主の秋田寿さんのキャリアは長く、奈良県で5年、東京・谷中で8年、ベーグル屋さんを続けてきたそう。
「はじめは6席くらいの店舗で持ち帰りメインだったのですが、お客様に店内でゆっくりベーグルとドリンクを召し上がっていただきたいと思い、こちらに移りました」
と、秋田さん。ベーグルの作り方は独学で学び、一日に百数十個をひとりで作っているというから驚きです。
一面テラコッタ色に塗られた壁には大きく「Le bage」の文字が。テーブルはゆったり16席

朝8時から、できたてのベーグルが並ぶ店内。近隣ワーカーがテイクアウトすることも多いそう
ベーグルとパンの違いはその製法にあります。パンを焼く前に一度ゆでることで、外はパリッと中はもっちりとしたベーグルができるそう。また、ほとんどの商品にはバターや卵、牛乳を使っていないので、アレルギー体質の方も安心して食べられます。
秋田さんが作るベーグルの特徴は、“おいしい”のはもちろん、安心安全な食材であること。
小麦粉は、北海道産の『春のいぶき』と北海道産の『ゆめちから』を生地によってブレンド。もちろん国産小麦100%です。砂糖は鹿児島県で収穫されたサトウキビを煮詰め、糖分だけを取り出した『生砂糖』、塩は海水から採れるフランスの『ゲランドの塩』を使っているそうです。
取材時に店頭で販売されていたのは「プレーン」、「ショコラ」、「ダブルチーズ」など6種類のベーグルと2種類のベーグルサンド。どれもおいしそうでしたが、今回は「ブルーベリークリームチーズサンド」とシナモン香るその名も「北欧」をいただくことに。
左から「ブルーベリークリームチーズサンド」600円(税込)とシナモンロール風ベーグル「北欧」350円(税込)。
サンド系は食べやすいように半分にカットしてくれる
早速、「ブルーベリークリームチーズサンド」からいただきます。甘味の強いワイルド種と食感の強いカルチベート種、2種類のブルーベリーをクリームチーズと合わせ、プレーンベーグルで挟んだもの。ひと口かじれば、その爽やかな酸味とクリームチーズのコクのとりこになります。もっちりとしたベーグルの食感も相まって、多幸感に包まれる一品です。
秋田さんご夫婦で北欧を旅したときに食べたベーグルをヒントにして作ったというその名も「北欧」は、生地にカルダモンを練り込み、シナモンをたっぷり効かせたシナモンロール風。もちろんこちらも生地がもっちもち!熱いコーヒーによく合いそうです。コーヒーといえば、お店で出すコーヒーは奈良県にある喫茶イレブンで焙煎した豆を使用しているそう。ぜひ店内でお試しあれ!

「北欧」の中にはたっぷりのシナモンが!シナモンロール好きにはたまらない
この日、ベーグルに合わせていただいたのは奈良県生駒山の山桜の花粉から採れた非加熱のはちみつを使った「ハニーラテ」。ミルクとはちみつのまろやかで優しい甘みと、コーヒーのほろ苦さが融合したおいしい一杯です。
「ハニーラテ」800円(税込)。秋から冬にかけてはホットもおすすめ
春夏秋冬、そのときに旬な食材やテーマをベーグルに取り入れているという秋田さん。たとえば春は「よもぎ桜ベーグル」、秋は「パンプキンベーグル」、冬は「クリスマスリース風ベーグル」など。訪れるたびに新たなベーグルに出会えるのも楽しみですね。
ちなみに秋田さんは、遠方のお客様のためにベーグルの冷凍配送も行っているそうです(詳しい内容はホームページを参照)。
レゴブロックの観葉植物など、店内のインテリアも楽しい

店主の秋田寿さん。「蔵前でグランドオープンして間もないですが、ぜひベーグルを味わいに来てください」

お店の外観。ベーグルの形のドアノブにも注目!
秋田さんご夫婦の優しいおもてなしで、ほっこりとした時間を過ごせるBAGEL SHOP Le bage。イートインはもちろんですが、ベーグルとドリンクはすべてテイクアウトも可能です。蔵前散策の合間に、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
BAGEL SHOP Le bage
住所 東京都 台東区寿3-13-4
TEL 070-8528-7726
営業時間 9:00〜15:00
定休日 月・火曜
都営大江戸線蔵前駅から徒歩2分
インスタグラム
https://www.instagram.com/le_bage/
ホームページ
https://lebage.com/