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谷中銀座商店街にオープンして丸2年。つきたての餅をバラエティ豊かなアレンジでいただける人気店にはもう行きましたか? 同店は湯島天満宮の門前に店を構える「茶房松緒」の姉妹店で、より「餅」や「甘味」に特化したお店です。

朱色の和傘が目印。オープンと同時につきたての餅を求めてお客さんが押し寄せる
開店直前の11時ごろに、毎朝の餅つきを行います。もち米は新潟県魚沼市の高級品種「わたぼうし」を使用。ある程度機械でついた餅を手つきすることで、機械には出せないコシがあり、よく伸びる餅に仕上がるのだそう。

日によっては1日で3回つくことも。開店直後はつきたての餅が食べられる

つきたての餅が次々に丸められていく。見るからにやわらかくておいしそう

餅を使ったさまざまなメニューがずらり。軽食から食事まで揃う

「つきたて餅だんご」は300円(税込)から(ワンドリンク制)。イートイン、テイクアウトどちらも可能。
定番から変わり種まであって迷う

和風でこぢんまりとした店内
店内に入ってすぐのカウンターレジでまず注文し、会計まで済ませます。
いろんな餅を試したい方におすすめなのは、「選べる餅&ドリンクセット」(2個セット700円〜、3個セット880円〜、5個セット1,230円〜すべて税込)。みたらし、いそべ、黒蜜きなこ、大納言あずき、てんぷら、大納言あずき発酵バター、からみ餅大根おろし生姜の7種から好きな餅を選べるセットです。ひとまず3個セット、ドリンクは抹茶をオーダーしました。

京都宇治の「山政小山園」の抹茶を使用。茶釜で沸かした湯を使い、女将の菊地さんが丁寧に点ててくれる
抹茶とともに運ばれてきた、3種の餅だんご。バラエティの豊かさに心躍ります。
さっそくいただくと、「からみ餅」はさっぱりとして暑い季節にぴったり。「あずきバター」は間違いない、背徳の味。カルピス発酵バターの塩気とコクが甘さ控えめのあずきに溶けあい餅と一体化。いくらでも食べられるうまさです。そして変わり種の「てんぷら」。みたらしのタレに湯島の老舗「天庄」の揚げ玉をまぶし、七味を添えた一品。甘じょっぱいタレに揚げ玉のクリスピーな食感、ピリリと辛い七味がマッチしていて新感覚のおいしさ。ひとつひとつ食べ応えある大きさですが、あっという間に食べてしまいました。

「選べる餅&ドリンクセット」3個セット880円(税込)から。(左から)からみ餅大根おろし生姜(+100円)、
大納言あずき発酵バター(+80円)、てんぷら(+50円)
蒸し暑い日が続くこの季節、かき氷でクールダウンしてはいかがでしょう。同店のかき氷はいちご、宇治金時、黒蜜きなこ金時の3種類あり、本日は黒蜜きなこ金時をセレクトしました。現れたのはトップに招き猫のもなかが鎮座するかき氷! 猫の街、谷中ならではのかわいらしい姿にほっこり。

「黒蜜きなこ金時」1,150円(税込)。かき氷はみたらしかいそべ餅が付くセット。単品は50円引き
こちらのかき氷、素材にこだわった本格的なおいしさに驚きます。
黒蜜は沖縄県波照間産の純黒糖を煮詰めて作った自家製。コクがあってすっきりとした甘さです。そして、かき氷の内部に潜んでいる寒天がとてもいい仕事をしており、聞くと、こちらも自家製。伊豆七島の神津島産の天草を天然水で丹念に煮出して作られているそう。しっかりと歯ごたえがあり、かき氷の良いアクセントになっています。忘れてはならないのが餡。先程あずきバターでもいただいたこちらの餡が絶品なのです。ふっくら炊き上げられた大粒のあずきは粒がしっかりと残っており、噛むと溶けていくような口当たりとふくよかな味わいに感動します。
日本古来の伝統文化である茶道の精神を重んじる同店だからこそいただける、こだわりの詰まった贅沢なかき氷です。

中に寒天が潜んでいて、すべてをもなかと一緒に食べるといろんな食感が混じり合って楽しい
お餅も、甘味も、とにかく「本物」の味わい。気になるメニューがまだまだたくさんあるので谷中銀座にお立ち寄りの際は覗いてみてくださいね。
CHAYA松緒(ちゃや まつお)
住所 東京都台東区谷中3-12-1
TEL 03-3828-8558
営業時間 平日11:30〜17:30(L.O.17:00)、土日祝11:30〜18:00(L.O.17:30)
定休日 なし
JR山手線日暮里駅徒歩6分
ホームページ
https://sabomatsuo.com/chaya/(外部サイトへ移動します)
インスタグラム
https://www.instagram.com/chaya_matsuo/(外部サイトへ移動します)