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2025.05.20【よしパン】ご近所のパン好きさんが集まる小さなパン屋さん

東京メトロ銀座線稲荷町駅の2番出口を出て、大通りから1本中に入った閑静な住宅街。少し歩くとモスグリーンの壁と木枠の引き戸がかわいらしいお店が現れます。都内のパン屋で修行を積んできた栗原良美さんが独立し、2025年3月にオープンした「よしパン」です。

 

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もともと駐車場の場所を店舗に改装

 

「こんにちは」と引き戸を開けて中に入ると、たちまち焼き立てのパンのいい香りに包まれます。棚にずらりと並ぶのはたまごサンド、カレーパン、スコーンにあんパン、ベーグル……。お一人で作っているとは思えないほど、その豊富な品数に驚きます。さらに棚のすぐ後ろがパン工房になっていて、栗原さんがパンを作る様子を見られるのも新鮮!
「朝6時頃から仕込みを始めています。お昼に焼きあがる山形食パンも人気なんですよ」
と栗原さん。お話しされながらも、次々に新たなパンを成形したり、オーブンからパンを出し入れしたり、手を休めることがありません。

 

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オープン直後の朝10:00台なら、総菜パンから甘い系のパンまで豊富に揃う

 

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熱風で焼きあげるコンベクションオーブンで次々とパンを焼いていく。
この日は栗原さんのお母さまもお手伝いにいらしていた

 

取材当日も午前中の間に、ベビーカーに赤ちゃんを乗せたママ、近所の奥様、ブランチ用のパンを求めるワーカーの男性などが入れ替わり立ち替わり入店されていました。オープンして間もないとはいえ、既に多くの方がリピーターになっているようです。
「土曜日は比較的早く売り切れてしまいますが、平日は夕方まで店を開けていることもありますよ」と栗原さん。とはいえ、お気に入りのパンはなるべく早い時間に行って購入したいですね。

 

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春の人気商品「よもぎ~つぶあんクリームチーズ~」380円(税込)

 

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ふんわりとよもぎが香るもちもちの生地の中に、たっぷりのあんこと
クリームチーズが! 食べ応えも十分

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スコーン好きが高じて焼き始めたという「スコーン」350円(税込)。

外はさっくり、中はしっとりの絶妙な食感がたまらない。ほんのりチーズの風味も?

 

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「極太ソーセージ」400円(税込)はその名の通り、パリッとジューシーな極太ソーセージが豪快に入った一品。

パリパリのクロワッサン生地と相性抜群!

 

「よしパン」のパンは全体的に大ぶりで、その上味わい深いのが特徴です。バターも小麦粉も国産の素材にこだわり、酵母はレーズンとりんごの自家製酵母と、パンに奥深い味わいが出るホシノ酵母を使っているそうです。
天然酵母パンはゆっくりと時間をかけて発酵するため、パン生地をこねたら冷蔵庫で1日しっかり寝かせて発酵させ、翌日に成形、3日目にようやくオーブンで焼くものもあるのだとか。手間と時間をかけて、毎日おいしいパンが生み出されています。子どもからお年寄りまで、誰もが安心して食べられるパンをこれからも作り続けてほしいですね。

 

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発酵機に入れる前に成形されたパン。ころんとしたフォルムがかわいらしい

 

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「皆さんに毎日食べたいと思っていただけるようなパンをこれからも
作っていきたいです」と栗原さん

 

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店内に飾られた額には店名と栗原さんが自ら描いたというイラストロゴが。
パンへの愛情が伝わってくる

 

最寄駅は稲荷町ですが、JR上野駅からも徒歩圏内なので、上野散策の際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。


よしパン
住所 東京都台東区元浅草2-8-9
営業時間 火、水、金、土曜10:00~ ※売り切れ次第終了になります
定休日 日、月、木曜

https://www.instagram.com/yoshipan.no.manimani/

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