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日本初の喫茶店が上野にあったことを知っていますか?
1888年、東京下谷黒門町に開業したのが<可否茶館>でした。可否茶館は閉店してしまいましたが、今でもこのエリアには、昭和レトロを感じる老舗、こだわりの珈琲を提供する純喫茶が集まります。
今回は、「クリームソーダ」がいただける喫茶店を3か所ご紹介。
- 古城
まずは、1963年創業の東上野にある高級喫茶 古城。
古城でいただくメロンソーダは、甘すぎず飲みやすい昔ながらの味。
750円(税込)※価格変動有
注目して欲しいのは、バックに映えるステンドグラス。
古城はその名に相応しい内装がなんとも素晴らしく、
一歩お店に入ると、天井のシャンデリアをはじめ、ヨーロッパの城をイメージしたインテリアや、ロシア皇帝の旧城エルミタージュを描いたステンドグラスが壁一面に!
見とれているうちにアイスクリームが溶けてしまわないように要注意。
- 王城
Z世代に人気急上昇中の純喫茶といえばここ。
上野駅からわずか2分。上野動物園や美術館の帰りに寄るにはちょいどよい立地です。
さっぱりとしたメロンソーダに浮かぶボリュームのあるバニラアイス。そして、ちょこんと乗ったさくらんぼ。
レトロを象徴するフォルムに胸が高鳴ります。
850円(税込)
昭和50年に現在の場所へ移転てから変わらない内装。
ゆったしたふかふかソファーで過ごしていると、あっという間に1時間、2時間.....
昭和時代は、今よりも電車の接続は未発展、携帯電話もなく待ち合わせが困難。そんな時代で、喫茶店は、待ち時間を過ごす場所として「長い時間を快適に過ごすこと」が求められていたそう。
どの喫茶店も、心地よい空間が広がるのはそういう理由なのです。
- 純喫茶 丘
階段を地下に降りるともうそこは昭和時代。
令和に珍しい全席喫煙可能の店内。煙草好きにはたまらない香りと、大きなシャンデリアやステンドグラスに圧倒されること間違いなし。
アイスのさっぱりとした甘味がメロンソーダにじんわり溶けてものの数分で飲み干してしまいます。
650円(税込)
マスターによると、映画やドラマのロケ地に使われることも多いとのこと。
また、中学生団体客から常連のお客様まで。お客様の層は幅広い。こんなにも重厚な家具が揃うお店はなかなかなく、昭和を経験したことのない世代にはきっと驚きの連続.....
そのほか、まだまだ上野にはクリームソーダが眠っています。
味だけではなく、ソーダとアイスの比率、いただく空間、アイスクリームのフォルム、グラスの形…こだわりのクリームソーダを見つけるのも楽しそうです。
ぜひ、なつかしさ感じる一杯を上野で。