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JR上野駅改札内のコンコースにあるソーシャルグッドロースターズ エキュート上野店は、テイクアウト専門のコーヒースタンド。千代田区神保町にある焙煎所に続く2店舗目として、今年3月にオープンしました。焙煎所の設立は、代表の坂野拓海さんが、障がいのある子どもたちのために行っていたボランティア活動がきっかけでした。「障がいのあるなしに関わらず、誰もが自分のやりたいことに挑戦できて、楽しく働ける。誰かの役に立っているという実感が得られる職場があればどんなにいいだろう」。日頃からそう考えていた坂野さんは、障がいのある方々が働ける福祉施設としてコーヒーロースターを立ち上げました。
すっきりとした飲み口のアイスコーヒー(500円)と、牛乳の甘味に深みのあるコーヒーの苦味が溶け合うアイスラテ
(600円)。手前はパンダとハシビロコウのイラストが可愛らしいショップカード
坂野さんが障がいのある方々に、どんな仕事がしたいか質問すると「誰かとつながりを持ちたい、手に職をつけたい」という答えが多かったと言います。コーヒー豆の「焙煎」「ブレンド」「製造」「抽出」「接客」 など、業務内容が多岐にわたる焙煎所の仕事は、そんな彼らの希望を叶えてくれました。今では大勢の障がい者の方々が、焙煎や抽出の技術を身につけ、千代田区の焙煎所で生き生きと働いています。
都内の福祉施設との協働から生まれたこだわりの焼き菓子やチョコレートも販売。
「Bean to Bar チョコレート コーヒー/ダーク」550円、「大きなクッキー」450円(各税込)
コーヒー豆の生豆はすべて信頼できる生産者コミュニティから購入、フェアトレードの考えのもと、その利益は現地の学校や病院建設などの費用に充てられているそうです。「一杯のコーヒーを飲むことが、豆の生産者にとっても焙煎所で働く人にとっても社会貢献につながる。そんな素敵な循環が生まれる仕組みづくりをこれからも続けていきたいですね」と坂野さん。
代表理事の坂野拓海さん。“一杯のコーヒーからいいことが循環する”をモットーに掲げている
苦味・甘味・酸味のバランスがよく、誰もが飲みやすいシグネチャーブレンド「ソーシャルグッド・ブレンド」と、深煎りで豊かなコクのある苦味と柔らかな甘味の余韻が特長の「ウエノブレンド」各1,100円(税込)。
パンダのパッケージが上野らしさ満点でおみやげにも人気
スタイリッシュなデザインのギフト用バッグ。右下に描かれている鳥はエチオピアの国鳥でもあり、「不器用」の鳥言葉を持つ
ハシビロコウ。一人ひとりのペースにあわせて「動かずに待つこと」を表現している
店舗はJR上野駅の改札内コンコースにある。店頭ではオリジナルグッズも販売中
これからも一杯のコーヒーから始まるあたたかい循環が、日本中、世界中に広がっていくといいですね。JR上野駅に立ち寄った際は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ソーシャルグッドロースターズ エキュート上野店
住所 東京都台東区上野7-1-1 JR東日本 上野駅改札内3F
TEL 03-3842-1010
営業時間 月~金曜8:00~22:00、土・日曜・祝 日9:00~21:00
定休日 無休
https://sgroasters.jp
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