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古民家をリノベーションしたホテルが全国各地で人気です。谷中エリアで注目されているのが、2015年に複合施設「HAGISO」内にオープンした宿泊施設「hanare」。「まち全体が宿泊施設」というコンセプトを持った、ちいさな宿泊施設です。
日暮里駅から徒歩5分、hanareのレセプションは文化複合施設HAGISO内にあります。HAGISO は築60年の木造アパートを改修した"最小文化複合施設"。1階にはカフェやギャラリーがあり、いつもにぎわっている人気のスポット。
シックな色調のHAGISO
かつて使われていた木造アパート時代の表札
階段を上がるとhanareのレセプションがあります。チェックインはこちらで行います。
hanare レセプション
hanareのコンセプトは「まち全体がホテル」。宿泊以外の食事や入浴などは、すべてhanareの外、谷中の町で行います。お風呂は提携する銭湯で、夕ご飯は気になっている近くのお店で、朝ごはんはHAGISOのカフェをそれぞれ移動。一人で宿泊していても誰かと言葉を交わすようになります。
「谷根千は朝や夜で全く表情が異なっています。けれども観光される人は日中の谷根千しか見ることができない。もっと、地元の人たちの営みを見ていってほしい」とHAGISOのオーナーが感じたのが、この宿が生まれるきっかけになったのだそう。
チェックインのときにもらえる、まちを楽しむためのhanare特製オリジナルマップや宿泊の心得、銭湯・朝食のチケットを活用すれば、よりいっそう町を楽しむことができそうです。また、レセプションのコンシェルジュは地元出身のスタッフを含め、谷根千を案内するのが大好き。「○○料理が食べたい」「夕焼けがきれいなところを散歩したい」などのリクエストに答えてくれます。
宿泊棟外観
HAGISOから歩いて2分ほどの場所にある宿泊棟。こちらも築50年ほどの木造アパートをリノベーションしました。かつて使われていた下駄箱など、可能なかぎり昔の面影を残しています。
アパート時代から使われていた下駄箱
玄関を2階から見下ろす
そして客室へ。昭和の雰囲気を生かしたモダンな雰囲気。2面採光なのでとても明るい部屋です。
ちなみに、こちらの文机と重箱はhanareのためだけに職人が作ったオリジナル。
重箱を開けると、オリジナルのアメニティやてぬぐい、ノートとえんぴつが収められています。谷根千の思い出を書き留めてみてもいいですね。
谷根千を満喫した次の日は、HAGISOへ赴いて朝食をいただきます。毎朝「旅する朝食」をテーマに、HAGISOスタッフが現地へ赴き、そこで出会った食材や調味料を使った朝食を提供しています。2020~2021年の旅先は東京。豚肉やわさび海苔など、東京ならではのおいしいものでおなかいっぱいに。
馴染みの谷根千も、訪れる時間帯で見えてくるものがガラリと変わってくるはず。夜や早朝の谷根千をのぞきに、hanareに泊まってみませんか?
hanare
住所 東京都台東区谷中3-10-25 HAGISO(レセプション)
TEL 03-5834-7301
営業時間 チェックイン15:00~21:00、チェックアウト~11:00
https://hanare.hagiso.jp/(外部サイトへリンクします)