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6月12日で4歳の誕生日を迎えたシャンシャン、そしてリーリーは天気のいい涼しい日は主に屋外飼育場で、天気の悪い日や夜間、気温の高い日は室内で過ごしています。餌は孟宗竹や真竹、篠竹などのタケ・ササ類を中心に、パンダ団子、ペレット、ニンジン、リンゴなどをそれぞれ必要に応じて与えられているそうです。
リーリー(2021年6月7日撮影)
公益財団法人 東京動物園協会提供
シャンシャンは与えられるタケをより好みするようですが、採食状況は良好とのこと。体重は6月5日(1,454日齢)の測定の結果では91.2kg、6月15日(1,464日齢)の測定結果では91.6kgでした。
ジャイアントパンダは3.5~4.5歳頃に性成熟を迎えるとされていますが、今のところシャンシャンにそのような兆候は表れていないそうです。
シャンシャン(2021年6月7日撮影)
公益財団法人 東京動物園協会提供
そして妊娠の可能性が見られるため公開を中止しているシンシンは、以前と比べて変化が見られています。
シンシン(2021年6月7日撮影/モニターの画像)
公益財団法人 東京動物園協会提供
食欲は、5月31日ごろに通常の4分の1程度まで減少、休息時間は6月2日頃に通常の2倍程度に増加、尿中の妊娠を示すホルモン代謝物の検査結果は妊娠時に特徴的な値を引き続き示しているそう。また、6月10日に乳頭が明らかに大きくなり、4ヵ所ある乳頭のすべてからわずかな乳汁の分泌も確認。
ただし、ジャイアントパンダには、「偽妊娠」といわれる現象があることから、現時点では、出産するかどうかは不明です。
シンシン(2021年6月14日撮影/モニターの画像)
公益財団法人 東京動物園協会提供
上野動物園では引き続き、食欲や行動、ホルモンの変化などを総合的に判断しながら、出産および出産後の子育てに向けて、保育器などの準備を進めています。
保育器
公益財団法人 東京動物園協会提供
出産の明るいニュースを心待ちに、みんなであたたかく見守っていきたいですね!
ジャイアントパンダ3頭の様子(2021年6月7日撮影)
公益財団法人 東京動物園協会提供
シンシンの様子(2021年6月14日撮影)
公益財団法人 東京動物園協会提供