TOPICS
注目記事
上野公園の西側、上野桜木〜谷中6丁目のエリアは静かで落ち着いた雰囲気。江戸時代の寺社や明治〜昭和初期の家屋など、古い建物がいくつも残っています。趣ある町並みを眺めつつ、この辺りをのんびりと歩くのが楽しい。上野桜木交差点のそばにあるCafe 清浄無垢は、休憩スポットにぴったりです。
店があるのは江戸時代の商家建築を再現した、したまちミュージアム付設展示場「旧吉田屋酒店」の隣
店内に駄菓子コーナーが。「駄菓子屋」の赤い暖簾に、つい大人もわくわく
扉を開けると、店内に流れている音楽が耳に入ります。80年代ポップスや昭和のアイドル歌謡が聴こえ、少し懐かしい気分に。先ほどまで歩いていた街とはまたひと味違った風情。「いらっしゃいませ」と、マスターの瀬子宏尊さんが笑顔で迎えてくれます。
「ナポリタン」900円。ベーコンの力強い味わいもいいアクセントを加えている
「うちのメニューはどれもボリューム満点です」と瀬子さん。パスタを注文すると、こんもり山盛りにした一皿が運ばれてきて、テンションが上がります。酸味と甘みが絡み合う「ナポリタン」の、隠し味は醤油。醤油をサッとひと回しすることで、味にコクが出るそうです。
麺は230g使用。もっと食べたいという人には、さらに大盛りにすることも可能(無料)
麺を頬張るとホッと癒やされるような、弾力のあるソフトな食感。朝一、少し芯が残る程度に茹でておき、注文を受けてからサッと茹で直すのがポイントなのだとか。ソースがしっかり絡み、パンチのある味わいになっていますが、一から手作りしているので雑味がなく、すっきりとした後味。心地よい満腹感を得られます。
「自家製プリン」750円。紅茶650円はポットで提供し、たっぷり2〜3杯分
さらに、スイーツも大きめ。「自家製プリン」は口溶けがよく、とろっと柔らかい食感に気持ちが和みます。手作りのカラメルはほんのり苦みがあり、昔ながらのテイストとおうちプリンの優しさをいいとこ取りしたような一品。
「プリンの口溶けをよくするのは、最弱火にしてゆっくり約50分煮詰めるのがコツ。でも、もっとおいしくするために今も研究中です」
プリンの柔らかい食感と、生クリームのふわっと軽い舌触りが優しい
ティータイムの14〜17時には、スイーツにドリンク、駄菓子が付く「ティータイムSET」を用意。駄菓子だけ買いに来る人もいて、近隣で働く人が「会社のみんなと食べる」と言ってまとめ買いしていくこともあるそう。また、朝9時から営業しているので、モーニングでの利用も可能。散歩の途中でぜひ立ち寄ってみてください。
どれにしようか、子供に戻って夢中で選びたくなる駄菓子コーナー
Cafe 清浄無垢
住所 東京都台東区上野桜木2-10-5
営業時間 9:00〜18:00
定休日 火曜
https://seijyoumuku.com/index.html(外部サイトへ移動します)