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2023.06.13【SHOP & CAFE 九州堂】九州の魅力をお腹いっぱい堪能

こぢんまりとした魚屋や米屋、手作りこんにゃくの店など昔ながらの店と、モダンなカフェや雑貨店が軒を連ねるよみせ通り。地元の人や、谷根千さんぽを楽しむ人で、いつも活気に満ちていています。軒先に九州の名産品をディスプレイしているのは、大分県出身の後藤虎南さんが営むSHOP & CAFE 九州堂。ここでは、九州のおいしいものに出会うことができます。

 

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SHOP & CAFE 九州堂の店内。奥にはカフェスペースも

 

所狭しと並べられているのは、九州から取り寄せたさまざまな食品類。ドレッシングや梅干し、味噌、乾物、お茶などバラエティに富んでいます。元々は企業に務め、飲食店と生産者をつなげるマッチングやブランディングの仕事をしていたという後藤さん。「地元である九州の魅力をもっと広く知ってもらいたい」と独立し、店を始めました。

 

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大分県中津市・中村梅園の梅干しもリピーターが多い商品。6月には青梅も届き、自家製の梅シロップを仕込む予定

 

いわゆるアンテナショップとの違いは、名産品に限らず、後藤さんが「本当におすすめしたい」と思ったものをいろいろ揃えているという点。全国的にメジャーなものから、地元の人しか知らないようなローカルなもの、さらには地元の人にもあまり知られていないようなマニアックなものまで、興味をそそられるものばかりです。さすが、九州出身の後藤さんならではのセレクト。なかでもリピーターが多い商品「合わせ味噌」は、九州産の材料だけで作られていて、製造元の佐賀県鹿島市・渕上麹屋は知る人ぞ知る名店だそうです。

 

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マイルドでクリーミーと評判の渕上麹屋「合わせ味噌」「米味噌」。いずれも918円(税込)

 

冷蔵庫に陳列された野菜も、もちろん九州産。農薬不使用のものや、減農薬のものも手に入ります。スタッフに声をかけて店内にある商品の中から相性のいい調味料を選んでもらったり、調理法を教えてもらうのも楽しい。ここで材料を揃えて、自宅で九州料理にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

 

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旬の野菜が目を引きます。都内ではめずらしい品種が入ることも

 

ちなみに、併設されたカフェスペースでは九州の名物グルメを味わうことも。「宮崎名物 チキン南蛮」「別府名物 とり天」など、手作り料理を食べられます。ランチタイムにはお腹をしっかり満たしてくれる定食を、夜にはお酒と一緒に、利用シーンはさまざま。コロナ禍には「ご家庭で九州の味を楽しでもらえたら」とテイクアウトもスタートしました。

 

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ランチの「宮崎名物 チキン南蛮プレート」1,430円(税込)。小鉢のおかずは時季によって変わり、写真は九州産のタケノコを使用

 

「チキン南蛮は、宮崎県内でもお店によって個性がわかれます」と後藤さん。九州堂は「ネオ系」に近いそうで、国産の鶏むね肉に衣をふっくらとまとわせた口当たりの優しいチキン南蛮です。白身と黄身をわけて作ったタルタルはさっぱりした味わいで、全体的にソフトな印象。ごはんとの相性もよく、箸を持つ手が止まりません。

 

ランチプレートに付いてくる梅干し「紅梅漬け」は、佐賀県の一部地域でしか作られない珍しいものだとか。カリッとした食感で、お茶請けにもなりそうです。
ドレッシングは九州のものが2種類付き、サラダにかけて、自由に試すことができ、気に入れば購入することもできます。

 

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商品棚には種類豊富なドレッシングが陳列されています

 

食後は、牧場直送のソフトクリームをテイクアウトして、谷根千さんぽの続きをするのも一興。佐賀県太良町・風の牧場のフレッシュなソフトクリームで、化学乳化剤は不使用。砂糖はザラメを使い、深みを出しています。水は使わず、搾りたて牛乳のみで作るので濃厚な味わい。それでいてしつこさがなく、お腹いっぱいになった後でもするっと食べられます。

 

ぜひ、九州の魅力を体験しに来てください。

 

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佐賀県太良町・風の牧場の「ソフトクリーム」440円(税込)。「生乳」「かぼす」「ミックス」から選べ、写真は「ミックス」

 

SHOP & CAFE 九州堂
住所 東京都文京区千駄木3丁目40-16
TEL  03-5809-0273
営業時間 10:00~19:30
定休日 月曜
http://www.kyushudo.com/(外部サイトへリンクします)

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