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こんにちは。岩倉高校放送部の増田です。今回は、上野地域に密着した「都会にある貴重な銭湯」である燕湯についてレポートします。
写真 燕湯の外観
そもそも、この上野に銭湯があることは、ほんのわずかのベテランの先生方や近隣から通学している生徒しか知っていません。昨年、校内で行われた勉強合宿に参加した生徒の中で、近隣の銭湯に出かけて浸かったという「噂」から、この取材はスタートしました。
<増田編集員>
燕湯にはどんな特徴がありますか?
写真 燕湯の中の様子
<燕湯さん>
まずは1つは、朝湯です。燕湯は朝6時から営業しており、朝の熱いお湯の温度は48℃からスタートします。そして、10時過ぎころから46℃に温度を下げます。それが私たちの2大特徴だと思います。」
<栗原編集員>
主にどういったお客様が利用されていますか?
<燕湯さん>
基本的には、朝方の朝湯にご年配の方々が多いですが、土休日には若いお客様が多いです。時期によっては、就職活動をしている方や出張中の方もいらっしゃいます。時々ではありますが、秋葉原でイベントがあるときなど、そのイベントの前後でこちらを利用される若い方たちもいらっしゃいますよ。
<榊原編集員>
燕湯の名前の由来は何ですか?
写真 燕湯で販売しているスノードーム
<燕湯さん>
名前の由来は、新潟県燕三条市の地名からとっています。
<増田編集員>
燕湯の歴史を教えてください。
<燕湯さん>
ここ燕湯は、昭和25年に創業し、平成20年には東京都の銭湯として唯一となる国の登録有形文化財に登録されています。
<栗原編集員>
せんとう虫の名前の由来は何でしょうか?
写真 銭湯の入口にいます「せんとう虫」
<燕湯さん>
いわゆるてんとう虫のシャレです。(笑)
<榊原編集員>
昔は上野駅から、東北から来た旅人達がここ燕湯を使っていたと聞いたことがあるのですが?
<燕湯さん>
はい。今でこそ数は減りましたが、この上野周辺には昔から銭湯がたくさんありました。
<増田編集員>
最近ですと、外国人観光客も利用されるような気がするのですが?
<燕湯さん>
そうですね。中国や韓国からいらした観光客の利用が多いです。しかし、欧米の観光客は少ないです。利用される観光客の多くは常連の方たちで、不思議なことに男性よりも女性が多いんです。
<増田編集員>
そうなんですか。初めて知ることばかりです。
写真 入口のサインとその見方
営業時間の夕方という大変忙しい時間帯の取材にもかかわらず、大変興味深い話をたくさん聞くことができました。学校の近辺に、このような施設が元気よく営業されていることが驚きでした。機会を持って、ぜひ客として訪れたいと思いました。
■編集後のコメント
<増田編集員>
燕湯さんの歴史の変遷と、この上野の地域の変化が絶妙な関係性を持っていることを知り、とても興味深かったです。
<榊原編集員>
燕湯さんのような歴史を感じる銭湯にお邪魔したのは今回が初めてでした。そのたたずまいも、そこに流れる空気もまったく違う感じがしました。
<栗原編集員>
ここ上野の地に、燕湯さんをはじめ、いくつかの銭湯があることを今回改めて知り、驚きました。まさに上野には銭湯文化がある感じです。
写真 今回取材したメンバー
■営業情報
営業日時 火曜日~日曜日 朝6時~夜8時
定 休 日 月曜日
詳しくは http://www.tsubameyu.com/