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2015.06.16岩倉高校放送部-鈴本演芸場へ落語について取材

こんにちは。岩倉高校放送部・副部長の藤澤です。
今回は、1857年創業の鈴本演芸場にお邪魔しました。日本の古典芸能の一つである落語について、私たち高校生が気になる疑問を色々と質問しました。
落語は、古くからある日本の古典芸能であり、全国各地に伝えられている民話や、「今昔物語」「宇治拾遺物語」などの説話文学によるものもあります。時代とともに移りゆく落語について、私たちの地元上野にある鈴本演芸場の鈴木敦さんにお話を聞きました。

 

《取材の様子》

 

<栗原編集員>
鈴本演芸場の歴史について教えてください。

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写真 取材をする岩倉高校放送部の様子

 

<鈴木さん>
1857年(ペリー来航の4年後)に江戸に暮らす人々の娯楽のためにできたのが始まりです。最初は現在の「鈴本演芸場」の裏手に、その後現在の「亀井堂」さんのある場所、そして現在の地に移りました。

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写真 取材を受ける鈴本演芸場の鈴木さん

 

<藤澤編集員>
落語は昔からあったのですか。

 

<鈴木さん>
寺で僧侶がやっていた説法や説教が始まりで、そこに笑いを入れていったのが原型だということなので相当古いものだと思います。そこから、客を集めて商売するようになったようですね。

 

<増田編集員>
出演者を決めるのは、鈴本演芸場なのですか。

 

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写真 岩倉高校生から質問が次々だされる

 

<鈴木さん>
そうです。出演者を決めることを顔付と呼ぶのですが、落語協会で木札を置き出演者、出演時間を決めるミーティングがあります。もちろん、落語協会の方と話し合いをして決めることもあります。

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写真 質問に丁寧に答える鈴木さん

 

<藤澤編集員>
前座の方たちは何年見習いの仕事をするのですか。

 

<鈴木さん>
弟子入り後、履歴書を送って認められると楽屋に入ります。次の身分である二つ目になるまで4~5年働きます。太鼓、お茶出し、雑用をしなければなりません。たい平師匠もしっかり前座の仕事をしていました。前座の仕事を知りたいのなら、どうらく息子(尾瀬あきら著)という漫画を読んでみてください。そこに楽しくも厳しい世界が描かれていますよ。

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写真 太鼓をたたく前座さんの様子

 

<藤澤編集員>
前座さんの落語のネタは、紙などに書いて覚えているのですか。

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写真 質問は落語のネタについて

 

<鈴木さん>
基本的にネタは、師匠に教えてもらうか、他の師匠からの口伝承です。前座は師匠に教えてもらった通りにやります。自分でアレンジしたり、CDを聞いてやったりするのは御法度です。

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写真 わかりやすく説明する鈴木さん

 

<藤澤編集員>
噺家さんの着物は自前ですか。

 

<鈴木さん>
自前です。最近は、絹ではなくて洗えるポリエステル生地の物もあります。絹は、傷みやすいし高いです。逆に、ポリエステルは安いし丈夫です。たまに、お客様から噺家さんに生地が贈られることもあります。

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写真 落語の魅力を伝える鈴木さん

 

<栗原編集員>
座布団は交換するのですか。

 

<鈴木さん>
緑・茶・紺・深緑・水色など5種類くらいあって、噺家さんの着物の色に合わせるようにしています。

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写真 開場前に高座を見学

 

興味はあったものの、落語の基本的なことをあまり知らなかったので、聞くこと見ることすべてがとても新鮮でした。その中でも特に印象に残ったことは、落語は口伝承であり、まずは師匠から教えられたとおりに淡々と基本的な練習を重ねていかないと次のステップには決して進めないということです。
私たち放送部も、日々の地道な積み重ねをおろそかにせず頑張っていこうと思いました。

 

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写真 開場前の演芸場の様子

 

《取材を終えての感想》

 

<藤澤編集員>
普段、落語について知る機会はあまりありませんので、色々な話を聞くことができよかったです。験担ぎをしている部分が多くあり、日本の伝統芸能の奥深さを知りました。機会を持って、ぜひ落語を聞いてみようと思いました。

 

<栗原編集員>
上野の落語の貴重な拠点である鈴本演芸場。決して、年配の方だけの娯楽ではないことがわかりました。落語にとても興味を持つことができましたので、ぜひ観に行きたいです。

 

<増田編集員>
落語の世界は、自分とはかなり遠いものだと思っていましたが、今回の取材で色々なことを知り、とても興味がわきました。特に、落語の仕組みやそもそものルーツなどを聞くことができ、勉強になりました。

 

 

 

 

 

 

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