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2026.08.21【国立科学博物館】国立科学博物館×総合地球環境学研究所 共同企画展 「どうする、ニンゲン -研究の現場から地球の未来を問う」

地球環境をめぐる問題は、自然だけではなく人間の社会や文化とも深く関わっています。

地球環境問題を「人の生き方」の問題と捉え「人と自然の関係はどうあるべきか」、解決の糸口を探る活動をしている総合地球環境学研究所(地球研)と国立科学博物館が共同で行う企画展「どうする、ニンゲン -研究の現場から地球の未来を問う」が始まりました。9月23日(水・祝)まで行われています。

本展は、地球研がこれまで行ってきた研究の事例や活動を紹介し、人と地球の関係についてあらためて考えるきっかけになる展覧会です。

 

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会場風景(中央ホール)。右手に進み、まずは企画展示室へ

 

第1章のテーマは「気づく」。人(自分)の暮らしと自然との関わりに気づくことで問題の根源を探ります。

暮らしのなかで使うもの、食べるもの、住むところなど日々のあらゆる場面で自然と人はつながっています。そのつながりのあいだで生じる地球環境問題がアニメーションやパネル展示などでわかりやすく提示されています。

 

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ハンバーガー1つを作るために必要な水の量(バーチャルウォーター)は999リットルで、こちらのアクリルボックスいっぱい!可視化するとそのインパクトがすごい

 

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さまざまな「問い」に対して自ら調べることができるコーナーが各所に設置されている

 

第2章のテーマは「とらえなおす」。人と自然とのつながりをとらえなおすべく、暮らしと海、社会と気候変動、地域といきものの3つの事例を手がかりに、自然との向き合い方について探っていきます。

 

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第2章「とらえなおす」会場風景

 

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事例のひとつ「暮らしと海」について。年代が進むにつれて海岸線の枝サンゴが減少しているのがわかる。

これは農業が盛んになった年代とも連動している

 

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事例のひとつ「地域といきもの」について。

滋賀県琵琶湖名産の「鮒ずし」に欠かせないニゴロブナの生態を守るための活動を紹介している

 

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豊かな流域を将来に受け継ぐには「しあわせ」「地域活動」「生物多様性」「栄養循環」の4つの歯車が噛み合って回り続けることが重要

 

限りある自然資源のなかで、暮らしと環境の両方を守るためには何ができるのか、先人の暮らしや知恵から学ぶことも多くあります。こちらでは生態系を活用した防災減災なども紹介されています。

 

第3章のテーマは「問いつづける」。一人ひとりができることは小さなことでも、世界各地で工夫を凝らして環境問題解決のための新しい価値観と生き方を創り出しています。こちらでは「食べること」「はたらくこと」「くらすこと」「トイレすること」など、身近なテーマを取り上げ、自身の生き方を問い直すきっかけを与えてくれます。

 

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西アフリカ、ブルキナファソのある村のトイレを模したもの。世界人口の約5人に1人がきれいなトイレにアクセスできない現実。排せつ物がきちんと処理できないとどうなってしまうのか?

 

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水銀を使用する零細小規模金採掘で働く人々の多くは、水銀による健康被害や環境被害に気づいていながらも抜け出せないという現実。別の仕事を行う選択肢について考える

 

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「今の地球のすみごこち」「どのくらい未来のニンゲンのことまで考える?」「あなたにとって変わってほしくないもの」の3つの問いに答えて会場のポストに投函しよう

 

中央ホールは「問いの森」と称し、研究者と実際に話ができたり、思いを巡らせたりして過ごせるスペースが設けられています。なんと、会期中毎日(お盆8/10〜8/14を除く)地球研の研究者が待機しており、展示のことや生活のこと、環境のことを語り合うことができるという贅沢な空間です。会場にはベンチやテーブルが用意され、縁側でおしゃべりするように気軽に利用できるようになっています。

 

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地球研の研究者と話せる「対話の縁側」。環境問題は難しい、と日頃敬遠しがちな問題をやさしく解説してもらえ、意見交換できる絶好のチャンス

 

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狩猟により生物多様性が失われている地で、現地の暮らしや文化を尊重しながら、ローカルとグローバル2つの視点で「持続的な」狩猟を考えていく研究が行われている

 

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ごみは「有機物」でもある。その土地の人と一緒に、世界各国それぞれの地域にあった「循環のしくみ」をつくる取り組みを紹介している

 

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ポストに投函したメモは、後日このパネルに反映されるようになっている。自分の考えだけではなく他の人の考えに触れることができる

 

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展示内容がまとめられた小冊子や地球研の大山教授による『TOO GOOD』など、読み応えがあるこれらを会場でゲットしよう

 

この地球を生かすも殺すも私たちニンゲン次第。地球環境の綻びを感じずにはいられなくなっている今、決して素通りできる問題ではありません。

では、私たちはこの地球でどう生きるのか。持続可能な社会を作っていくためにも、日々問い続け、考え続けなければならない問題がたくさん提起されています。自然環境を守りつつ、皆が暮らしやすい地球にするためには何ができるのか。その手がかりを探りに、ぜひ会場へ足を運んでみてください。

 

国立科学博物館×総合地球環境学研究所 共同企画展

「どうする、ニンゲン -研究の現場から地球の未来を問う」

会期  開催中〜9月23日(水祝)

会場  国立科学博物館 日本館1階企画室および中央ホール

住所  東京都台東区上野公園7-20

開館時間  9:30〜17:30金曜は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)

休館日   9月7日(月)、9月14日(月)

通常券料金 一般・大学生630円 ※常設展入館料のみでご覧いただけます ※高校生以下および65歳以上は無料

お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)

https://www.kahaku.go.jp/tenji-event/nid00003904.html(外部リンクへ移動します)

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