• TOP
  • 記事一覧
  • 【国立科学博物館】特別展「いきもの超ワールド展 国立科学博物館×ダーウィンが来た!」内覧会レポート

2026.07.20【国立科学博物館】特別展「いきもの超ワールド展 国立科学博物館×ダーウィンが来た!」内覧会レポート

世界各地の生きものの生態や進化のふしぎに迫る、NHKの自然ドキュメンタリー番組『ダーウィンが来た!』。2006年の放送開始以来、子どもから研究者まで幅広い層に親しまれ、“日本の自然番組の顔”として定着、高い信頼を得ています。放送開始20周年となる今年、当番組と国立科学博物館との共同企画による特別展「いきもの超ワールド展」が始まりました。

 

画像

<開催中〜10月12日>

 

本展では、国立科学博物館が有する標本や最新の研究成果に加え、NHK『ダーウィンが来た!』がこれまで撮影してきた大自然を生き抜くいきものたちの迫力の映像を用いて、大きく6つの章に分けていきものたちの驚きと感動の世界を紹介しています。

 

画像

会場に入った途端、出迎えてくれる数々のいきものたち。

砂漠、草原、山、森、地中、水中、空、そして都市と、生き物たちのすみかの多様性が一目でわかる仕掛け

 

第1章はいきもので異なる「五感」。「視覚(見る)」、「触覚(触る)」、「聴覚(聴く)」、「嗅覚(嗅ぐ)」、「味覚(味わう)」の五感は生き残るための重要なセンサー。いきものによってどんなセンサーが研ぎ澄まされていて、どんな驚きや戦略があるのかに迫ります。

 

画像

「視覚」コーナー。動物の中でも最大とされる直径40cmの目を持つダイオウイカの目

 

画像

「味覚」コーナー。バンドウイルカの舌(左)は餌を丸呑みするため味覚受容体が退化し、味覚は機能していない。

対して優れた味覚を持つというシバヤギの舌(右)

 

画像

五感に応じて色分けされた会場内。同じ感覚器官がいきものによってこうも異なるのか、と改めて感じ入ってしまう

 

第2章はいきもので異なる「エネルギー補給」。生きるために重要なのはエネルギー補給で、その戦略はまさに多様性の宝庫。エネルギー源(動物や植物)を獲得する多様性や体内への取り込み方法にはどんな戦略があるのかのぞいてみます。

 

画像

獲物をゲットするスタイルを「待ち伏せ型」、「おびき寄せ型」、「毒を使う型」、「スピード型」の4タイプに分けて紹介

 

画像

獲物を狩る様子をダイナミックな映像とともに見て学ぶことができる

 

画像

「これは何?」と思ったらキリンの胃袋。

胃は4つの部屋に分かれており、最初の3部屋は微生物を住まわせ消化を助けてもらっているそう

 

獲物を獲る方法はこれまでなんとなく見たことある気がしていたものの、しっかりと分類して提示されると「なるほど」とより理解が深まります。一方で、獲物を消化する方法はあまり考える機会がなかったかも。入口(口)と出口(肛門)が違う消化器を基本として、入口と出口が同じだったり、入口がないいきものがいたりとその多様性や神秘性を感じずにはいられません。

 

第3章はいきものの挑戦「サイズ適応術」。いきものたちの体のサイズは三者三様。今は小さくても昔は大きかったいきものや、地球上最大の動物が海にいたりします。砂浜を覗くと今度は目に見えないほどの小さないきものがたくさん。体のサイズからも驚くべき戦略や適応が見えてきます。

 

画像

大画面に現生種で最大の哺乳類、シロナガスクジラが泳ぐ。ど迫力!

 

画像

現生種で最小級の海生無脊椎動物、メイオベントスについてのコーナー。

砂浜で一握りの砂をすくうと、その中には100匹以上のメイオベントスが潜んでいるという

 

画像

「大自然超体感シアター」の様子。臨場感溢れる映像に没入することができる

 

第4章はいきもので異なる「移動」のかたち。いきものの大半は移動しながら生きており、その手段や身体の構造は、実に多様性に富んでいます。それも、生息環境に適応したり、生き残り作戦に繋げたりするため。しかし、移動しないいきものもいます。いきものたちの驚きの生き残り術に迫ります。

 

画像

移動手段といってさまざま。四肢で、脚で、体をくねらせて、翼で、皮膜で…。

ほか、多様な移動手段で移動する(しない)いきものたちを紹介している

 

画像

移動手段を他者に委ねるちゃっかりモノも

 

第5章はいきものに学ぶ「集団」の意義。さまざまな場面で優位に立つために、いきものの大半はその生涯を単独で過ごすことが多く、それも重要な生き残り作戦の一つです。一方、あえて「群れる」ことで生き残っていたいきものも少なくないといいます。「群れる」、「群れない」。その意義や真意をみていきます。

 

画像

「群れない」いきものたち

 

画像

「群れる」いきものには「繁殖」、「狩り」、「防御」などさまざまな理由がある

 

第6章はいきものが紡ぐ「命のバトン」。いきものたちは、出会い・育み・旅立つことを繰り返しながら、次世代へ「命のバトン」を紡いでいます。それが生きとし生けるものすべての根源。それぞれのシーンに見られる驚きと感動の戦略や適応について見ていきます。

 

画像

出会い、産み、育てる過程を、さまざまないきものを通して紹介する

 

画像

ザトウクジラの胸ビレ。繁殖期になると、オスはいくつかの音の連なりからなるソングを奏で、メスにアピールするそう。

その年の流行歌もあるというからびっくり!

 

これまで「そういうもの」として見ていたいきものたちの進化の過程を知ることで「そうだったのか、この姿やかたちにはこういう意味があったのか!」という驚きや発見が章を進むごとにあり、とても濃い展示内容となっています。

 

これらの展示で紹介されている数々の映像の多くはNHK『ダーウィンが来た!』の取材班が世界中のいきものたちの「決定的瞬間」を捉えたもの。その製作陣や研究者の裏側に迫る展示が最終章として第二会場で開催されています。

 

画像

『ダーウィンが来た!』が好きな方必見!

決定的な瞬間を撮るために使われた撮影機材や装備が紹介されており、取材班の一員になった気分に

 

特設会場ではここでしか手に入らないさまざまなグッズもたくさん。番組とのコラボグッズも充実しているのでぜひ会場で手に入れてみて。

 

画像

番組でおなじみ「ヒゲじい」のキーリングやヘアクリップなどのグッズはこの会場を皮切りに順次発売。

本展オリジナルキャラクター「くじらじい」のキーホルダーも必見

 

画像

「ヒゲじい」のぬいぐるみ4,180円、マスコット2,970円(すべて税込)

 

画像

「マヌ〜ルのゆうべ」といきもの超ワールド展がコラボしたグミ(ヨーグルト味)756円(税込)

 

夏休みも目前。お子様がいらっしゃるご家庭は、日々の予定にお困りではないでしょうか? 大人も子ども夢中になり、知的好奇心をくすぐる展示内容です。いきものの驚きの能力と生存戦略を知ることで、身近ないきものへのまなざしも変わるかも知れません。ぜひ、会場に足を運んでみてください。

 

 

会期   開催中〜10月12日(月祝)

会場   国立科学博物館

住所   東京都台東区上野公園7-20

開館時間   9:00〜17:00(入場は16:30まで)

※8月9日(日)〜8月15日(土)は18:00まで開館(入場は17:30まで)

休館日 9月7日(月)、14日(月)、24日(木)、28日(月)

通常料金   一般・大学生2,100円(税込)、小・中・高校生500円(税込)

※未就学児は無料

※土日祝日および8/10(月)~14(金)に来館予定の方は、日時指定券をご購入ください

※「日時指定予約(無料)」を行わなくても入場枠に空きがあれば入場できますが、ご入場までお待ちいただく場合がございます。入場枠が上限に達した際はご入場いただけませんので、ご了承ください

お問い合わせ   050-5541-8600(ハローダイヤル)

展覧会公式サイト https://ikimonoworld.jp(外部リンクへ移動します)

  • X
  • facebook