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香りには、不思議と気持ちを落ち着かせたり、懐かしい記憶を呼び起こしたりする力があります。好きな香りを調合して、自分だけのオリジナルの香りが作れたら素敵ですよね。根津駅から徒歩7分の場所にある「香源」ではお香の制作体験ができます。今回は「お香制作体験コース」「匂い袋制作コース」「練香制作コース」「香木焚き比べコース」4つあるコースのうち、人気No.1の「お香制作体験コース」を体験しました。

1階ではお香を販売。5,000種類以上ものお香を取り扱っている。
さまざまなアニメキャラクターをモチーフにした香りまである

体験は2階の香房で行う。お香コンシェルジュの齋藤さんによるレクチャーからスタート
体験ではまず、お香の歴史や原料について教えていただきました。
季節によって講義内容が変わるのがおもしろいポイント。春は「お香の歴史」、夏は「お香で紐解く源氏物語」、秋は「世界のお香文化」、冬は「市場価値から見た香木」について学ぶことができるため、いつ来ても楽しめるようになっています。

お香の原料となる香木や香料。左にあるのはオイルで、洋風な香りがする

香木の標本。左から白檀(びゃくだん)、沈香(じんこう)、伽羅(きゃら)
香りのもととなるのは、白檀や沈香をはじめ、伽羅などの天然素材。それぞれ異なる香りを持ち、組み合わせによって印象が大きく変わります。
甘さを感じる香り、すっきりした香り、落ち着きのある香り……。同じ原料でも配合を少しずつ変えるだけで印象が変わるため、何度も香りを確かめながら、自分の「すき」を探していきます。

香りの雰囲気を決めたら乳鉢で調合していく

スプーンで測り……

乳棒で原料同士を混ぜ合わせる。混ぜ合わせることで香りが広がっていく
香りは目に見えないからこそ難しく、それでいて面白い。まるで絵の具を混ぜて新しい色を作るような感覚でした。

すべての香料を混ぜたら、水を入れて練っていく

耳たぶ程度の硬さになったら、好みの形に成形していく

お線香はプラスチック板を乗せてコロコロ動かすことできれいな形になる

型抜きもたくさん用意されているので、可愛い形も簡単にできる

これを乾燥させれば完成
お線香は1日程度、コーン型など立体的なものは2週間ほどおけば乾燥します。乾燥させている間も良い香りが部屋を満たしてくれます。早く焚きたくてワクワクしますね。お香を焚くときはお香立てを忘れずに。

名古屋に本店を持つ香源は1937年創業
お香というと特別なものに感じるかもしれません。しかし、香源では日々の暮らしの中で香りを気軽に楽しんでほしいと考えているそうです。
趣味や仕事の合間、気持ちを切り替えたいとき、一日の終わりにゆっくりと過ごしたいとき。香りを取り入れることで、日常に少しだけ豊かな時間が生まれます。
自分で調合したお香は世界に一つだけの香り。体験を通して、お香は遠い存在ではなく、暮らしに寄り添う日本の文化なのだと感じました。
上野を訪れた際は、自分だけの香りづくりを楽しみながら、日本のお香文化に触れてみてはいかがでしょうか。
香源 上野店
住所 東京都台東区上野桜木1丁目10-16
東京メトロ「根津駅」徒歩7分
営業時間 9:17~18:17
定休日 月・火・年末年始
お香体験香座
体験可能人数 1~8人
https://okoh.co.jp/service/experience (外部サイトへ移動します)











