• TOP
  • 記事一覧
  • 【sircle coffee roasters】フルーティーなコーヒーで1日を始めよう

2026.07.03【sircle coffee roasters】フルーティーなコーヒーで1日を始めよう

2026年5月30日、千駄木・不忍通り沿いに自家焙煎・スペシャリティコーヒー専門の「SIRCLE COFFEE ROASTERS(サークルコーヒーロースターズ)」がオープンしました。

 

画像

現在お店が入っているマンションが工事中のため、外壁がシートに覆われているが通常営業中。工事は11月までかかる見込み

 

画像

真剣な表情でコーヒーを淹れているのは店主のキムさん

 

お店を営むのはロースター兼バリスタのキムさん。キムさんがコーヒーの道に入ったのは2013年。ラテアートを学んだあと、その技術よりもコーヒー豆の味や品質を追求していく方向にのめり込み、バリスタ、焙煎の技術を習得して2021年に現在の屋号を立ち上げました。ネット販売やイベント、カフェでの間借り営業などを経て、5年目となる節目についに実店舗を構えるに至ったそうです。

 

画像

天井が高く、シンプルでクールな印象の店内

 

ひと口にコーヒーと言っても、栽培された場所や品種によってその個性はさまざま。また、生豆にする精製方法によってもまったく味は変わってくると言います。「コーヒーはフルーツなので豆本来の明るい酸味、フルーティな風味を最大限生かす焙煎ができたら」と焙煎は浅煎りにこだわっています。

 

画像

焙煎機はデンマーク発、電気式ドラムロースターの「Aillio Bullet R1 V2」を使用

 

スペシャリティコーヒーと聞くと、1杯のお値段が気になる、という方もいらっしゃると思います。キムさんはお店のコーヒーを毎日のルーティンにしてほしいという気持ちを込めて、オーダーしたらすぐに出せる「クイックコーヒー」550円や「水出しアイスコーヒー」650円(すべて税込)など、スペシャルなコーヒーを気軽に飲める価格帯のものも提供しています。どちらも日替わりで、ドリップで飲めば1,000円を超えるような豆を使用していることもあるのでかなりお得な内容です。

 

画像

コーヒー豆のラインナップはその時々で入れ替わる。

取材時は中南米、アフリカの豆だったが、今後は中国やインドなどアジア系の豆やデカフェも提供予定

 

画像

キムさん自らが焙煎した豆が並ぶ。焙煎した日から2週間目が一番おいしい時なのだとか

 

蒸し暑い今の時季にぴったりの「水出しアイスコーヒー」は豆を細かく挽いて専用のパックに入れ、15時間もかけて抽出しているそうです。同店で購入した豆を自宅で水出しにして飲みたい場合は、その旨を伝えると専用に挽いてくれます。おいしく抽出するコツは、とにかく衝撃を加えないこと。お水にパックをふわっと浮かせ、そうっと冷蔵庫に入れたら終わり。ついつい水の中に押し込んだり、ゆらしたりしたくなってしまいそうですが、それはご法度。キムさんと話しているとコーヒーに対する思い込みや無知が知らぬ間にほどけていき、もっとコーヒーについて知りたくなっている自分がいます。

 

画像

2種の水出しコーヒーを味見させていただく。複雑で奥行きのある味わいのケニア(左)と透明感のある酸味でフルーツティーのように飲めてしまうコロンビア(右)。それぞれの個性が際立っている

 

お店で提供するスイーツはすべて自家製。焼き菓子は「バナナブレッド」、「塩キャラメルケーキ」、「ベイクドチーズケーキ」の3種。ほか、素材にこだわった「プリン」や「白いコーヒープリン」などどれもおいしそうで迷ってしまうラインナップです。

 

画像

コーヒーのおともにぴったりの焼き菓子はテイクアウトにも

 

ドリップコーヒーは「エチオピア」のジャスミン(N)ゲイシャ種をオーダー。(N)という表記はコーヒー豆の精製方法「ナチュラルプロセス」のこと。コーヒーの味を決める重要な要素の一つです。対するのは「ウォッシュドプロセス(W)」。簡単に説明すると、ナチュラルは赤ワインのようなボディ感があり発酵したフレーバー、ウォッシュドはフルーティーで白ワインのようなさっぱりとした軽めなフレーバーなのだそう。お店ではキムさんの好みとありウォッシュドの豆が多めでした。

 

カウンター席に座ると目の前でコーヒーを淹れる様子をじっくりと見ることができます。ドリップのレシピはお店のホームページにも公開されているので、ぜひチェックして試してみてください。

 

画像

豆やお湯の量はしっかり計ることで味のブレを防ぐ

 

画像

挽きたての豆の香りは格別!華やかな香りが鼻腔に広がる

 

画像

ドリッパーの形状によって淹れ方は変わる。

円錐形で穴が一つのこちらは豆を入れたら渦を巻くように粉を整えるとお湯が全体に広がってよいそう

 

画像

ゆっくりと中央に丁寧にお湯を注いでいく

 

画像

「ドリップコーヒー」エチオピア/ジャスミン(N)/ゲイシャ種 850円、「白いコーヒープリン」700円(すべて税込)

 

コーヒーは華やかでいてやさしい甘味と果実味が心地よく、飲んだあともしばらく余韻に浸っていたいおいしさです。「白いコーヒープリン」は牛乳にコーヒーの香りをうつして作られたブランマンジェ。「固まる限界を攻めている」と言う通り、ぷるぷるで口に入れると溶けてスッとなくなります。

コーヒーのロースター兼バリスタでありながら、スイーツも本格的な腕前。他のスイーツも試してみたくなります。

 

画像

真っ白なのにコーヒーの風味が感じられるという意外性が技アリの逸品。

生クリームにも少量のエスプレッソが入っているという

 

画像
現在はすっきりとしている壁面は今後ギャラリーとして貸し出していく予定

 

気づけばいつの間にかすっかり時間が経っていました。忙しい日々、居心地の良い空間でおいしいコーヒーを飲みながらほっと一息つく時間は何にも代え難い大切なひとときです。お店にいる間も、キムさんのコーヒーを飲みに、また、キムさんに会いにお客さんが絶えず訪れていました。

 

これまでコーヒーは「苦手」とか、「苦いだけ」と思っている人にこそ飲んでみてほしい。あなたのコーヒーの新しい扉が開く、とっておきの一杯に出会えるかもしれません。

 

sircle coffee roasters

住所 東京都文京区千駄木2-13-1ルネ千駄木プラザ101

TEL なし

営業時間 7:30〜17:00

定休日 火曜

東京メトロ千代田線千駄木駅から徒歩4分

インスタグラム https://www.instagram.com/sircle_coffeeroasters/(外部サイトへ移動します)

 

 

  • X
  • facebook