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2026.07.30【東京国立博物館 平成館】弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」内覧会レポート

平安時代に、弘法大師空海によって開かれた日本仏教の一つ、真言宗。中国から持ち帰った密教を根付かせるため、空海が用いたのは、視覚的に人々に訴えかけることのできる美術でした。

現在、東京国立博物館 平成館で開催されているのが、空海誕生1250年を記念する特別展「空海と真言の名宝」。真言宗にまつわる国宝、重要文化財がずらりと並んでいます。

 

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上野公園に隣接する東京国立博物館 平成館で開催中

 

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重要文化財「聖観音菩薩・梵天・帝釈天立像(二間観音)」/京都・教王護国寺[東寺]蔵

 

空海ゆかりの名宝や、密教美術の数々。密教は大日如来の教え、つまり言葉だけでは表せない宇宙の真理を伝えているのだそうです。そこで空海が選んだのが、人々に曼荼羅などの図像を見せて体感させる方法。難解な密教を理解するには、美術が大きな助けになります。

 

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国宝「五大尊像」から「不動明王」(右)と「降三世明王」/京都・醍醐寺蔵 ※前期展示

 

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護法善神の深沙大将を描いた白描図像「深沙大将図像」/京都国立博物館蔵

 

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第一章 第三節「密教図像の世界」の展示室。今にも動き出しそうな立像や、図像に描かれた豊かな表情に釘付け

 

本展は4つの章で構成され、第一章は「空海と真言密教」。法具類や自筆の書など、空海ゆかりの品々を通してその生涯をたどります。

さらに、大画面かつ極彩色の密教絵画から、空海が伝えた密教の世界を覗き見。真言宗のはじまりを知ることができます。

 

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国宝「十二天像 羅刹天」/奈良・西大寺蔵 ※前期展示

 

第二章は「後七日御修法(ごしちにちみしほ)の世界」。「後七日御修法」とは、毎年1月8日から14日までの7日間にわたって行われる真言宗最大の法会を指します。そもそもは、承和2年(835年)に空海が宮中で執り行ったのがはじまり。

ここでは、後七日御修法で営まれる観音供で本尊となる「聖観音菩薩・梵天・帝釈天立像(二間観音)」や、かつて会場を彩っていたと思われる「十二天像」を前に、イメージを膨らませましょう。

 

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精巧な透かし彫りに見惚れずにはいられない国宝「金銅透彫舎利塔」/奈良・西大寺蔵

 

第三章「真言宗各派の名宝」。空海が開いた真言宗ですが、その後、さまざまに分派してきた歴史があります。本章では、それぞれの寺院が所蔵する名宝を一挙にご紹介。仏像や絵画、絵巻、金剛鈴など、バラエティに富んだ名宝を目の当たりにすることができます。

 

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初期密教彫刻の傑作といわれる国宝「五智如来坐像」/京都・安祥寺蔵

 

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天に向かって矢を射る姿が珍しい重要文化財「愛染明王坐像」/山梨・放光寺蔵

 

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総高約25cmの中にさまざまな超絶彫技が散りばめられた国宝「薬師如来坐像」/京都・仁和寺蔵

 

最後は、第四章「真言宗各派の彫刻と秘仏」。めったにお目にかかれない秘仏が公開されているのも、今回の見どころの一つです。普段は厨子などに納められ、直接拝観することが許されない仏像たち。全方位から見ることができる、またとないチャンスです。

 

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「ダイカットメモ帳」715円(右)、「ダイカットステッカー」770円(左)(すべて税込)。

イラストはPansonWorksによる描き下ろし

 

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「アクリルブロック」各1,100円(税込)。

モチーフは「不動明王坐像」(右)、「薬師如来坐像」(左)、「愛染明王坐像」(奥)

 

特設ショップには、名宝をモチーフにしたグッズが。人気グラフィックデザイナーのPansonWorksや、仏像グッズのブランド「マシュロバ」が手がけたオリジナルアイテムも見逃せません。

 

空海が人生をかけて伝え、今に受け継がれてきた真言密教の世界。そのスケールの大きさをぜひ体験してみてください。

 

弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」

会期 開催中~2026年9月6日(日) ※会期中、一部作品の展示替えを行います。

会場 東京国立博物館 平成館

住所 東京都台東区上野公園13-9

開館時間    9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで ※毎週金・土曜は20:00まで

休館日     月曜(ただし、8月31日(月)は開館)

観覧料(税込) 平日 一般 2,300円、大学生 1,300円、高校生 900円 ※中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料

お問い合わせ  050-5541-8600(ハローダイヤル)

展覧会公式サイト https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kukai2026/(外部サイトへ移動します)

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