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2026.05.30【雨音茶寮】心と身体が整うやすらぎの場所でほっこり「お茶」しませんか。

千駄木から根津方面へ進み、不忍通りを1本入るとそこに佇む一軒家のカフェ「雨音茶寮(あまねさりょう)」。季節を取り入れた手作りのおばんざいやスイーツとともに静岡産のお茶がいただけると、連日国内外のお客さんで賑わっている人気のお店です。

 

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黒い外壁としずくの形をした暖簾が目印

 

お店がオープンしたのは2018年。オーナーである那須野さんは中学、高校時代イギリスで暮らした経験から、古く歴史あるものを大切にしながらもモダンなものをうまく取り入れる文化や価値観に共感。いつか自分の好きなものに囲まれた素敵な空間を作りたい、という想いがありました。そして縁あって築70年以上はあるかというこちらの物件に出会ったときにインスピレーションが湧き、カフェを開くことに。「好きなものを詰め込んだ」という空間は、古いものと新しいもの、和の要素と洋の要素が見事に調和しており、落ち着いた空間になっています。

 

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奥行きのある1階はパリの和カフェをイメージ。

カウンターやテーブル、什器などはすべて角がなく、丸みを持たせたオリジナル。店内には、まあるい時間が流れている

 

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那須野さんが好きでコレクションしているというフランス「ラ・スフルリー」の手吹きガラスのグラスや花器。

普段はこれらに花を挿して各テーブルに飾っているそう

 

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2階は秘密の屋根裏部屋のような空間が広がる。

靴を脱いで上がる畳のスペースとテーブル席があり、ゆったりとくつろげる

写真:後藤洋平(gtP)

 

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那須野さんもお気に入りの奥の席。ついつい長居してしまいそうな空間で、雑誌のほか、雨に関する絵本などもあって楽しい

 

人気メニューの「雨音ごはん」は本日のおばんざい4品に出汁茶漬けとお茶漬けのおともがついたスペシャルメニュー。主菜、副菜は日々入れ替わり、その時々の季節を感じられる品々が並びます。

 

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おばんざいはどれも手作り。なくなり次第、新たなメニューに切り替わる

 

本日のおばんざいはキクラゲ入り肉団子と高野豆腐の煮物、切り干し大根の煮物、ネギだれ半熟煮卵とひじきと大豆の煮物、きゅうりと長芋のさっぱり醤油生姜漬け。お膳が登場した途端、その華やかさに期待が高まります。

 

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「雨音ごはん」1,600円(税込)。少しずついろいろなものを食べられるのがうれしい。器のセレクト、使い方なども勉強になる

 

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「キクラゲ入り肉団子」はキクラゲの食感が楽しく、ボリュームある一品。素材の味がわかる絶妙な味付けが◎

 

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「切り干し大根」は控えめの味付けでうまみたっぷり。しみじみうまい

 

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土鍋で炊いたというご飯はつやっつや。お茶漬けにするのでかために炊かれている

 

決して派手ではない、ハレとケなら「ケ」。滋味深い味わいのおばんざいたちが身体にすうっと入っていきます。毎日食べていても飽きない、そして、疲れない料理。それでいて、実際に家で作ろうと思っても自分ではこうはならないような、プロにしかできない技が詰まった繊細な味のおばんざいたち。まさにこういうものが食べたかった!と身体が喜んでいるのがわかります。

 

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最後はやさしいあごだしでお茶漬けに。おともの梅干し、塩昆布、胡麻をたっぷりとまぶして…いただきます!

 

大満足の食事の後に、もうひとつ。同店でぜひいただきたいのは日替わりの和菓子とお茶請けがセットになった「本日の和菓子」。

 

那須野さんは静岡県出身で、小さい頃から「お茶と漬物があればそれでおやつは十分だった」というほど、日本茶に深く親しんで育ちました。大好きなお茶のおいしさを改めて知ってもらいたいとセレクトした、とっておきの和菓子とともにお茶を提供しています。

使用しているのは地元静岡県の山間部にある水見色(みずみいろ)地域で有機栽培された本山茶(ほんやまちゃ)。「やぶきた」「つゆひかり」「大井早生」「深蒸し」「おくみどり」の5種類の茶葉から好きなものをセレクトできます。また、煎茶だけでなく、同じく静岡県の丸子(まりこ)の和紅茶もいただけるそうです。

 

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「本日の和菓子」950円〜1,200円(税込)。本日は栗きんとんのくずもち包みと栗落雁の盛り合わせ。

おかきとミニおばんざいも付く贅沢プレート ※飲み物は別途オーダー

 

那須野さんがセレクトした和菓子とお茶請けは甘いものとしょっぱいものがバランス良く散りばめられており、お茶を啜るたびにほっこり。「ああ、日本人でよかったなぁ」と思える瞬間です。

 

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おいしいお茶の飲み方。急須で淹れるお茶は、二煎目までは緑茶として、三煎目に玄米を入れて玄米茶として楽しむ

 

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「つゆひかり」は新種の茶葉で渋みが少なく、甘みのあるまろやかな味わいが特徴。どのお菓子もお茶が受け止めてくれる

 

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三煎目は玄米あられを入れて。一気に香ばしい風味になって、味と香りの変化を楽しめる

 

緑茶は淹れ方や茶葉によって味が異なり、その「奥深さを感じられる」と、やさしい家庭料理とともに、外国人のお客さんにも大変喜ばれているそうです。日本人の家庭料理やお茶を外で気軽に楽しむことができるこのようなお店は、実は海外の方々にとってのほうが貴重なのかもしれません。

 

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「緑茶(急須サービス・玄米あられ・差し湯つき)」750円(税込)。

写真はマイルドな口当たりで上品な甘みが特徴の「おくみどり」。数種飲み比べて違いを楽しむのも良い

 

実は、那須野さんは雨の音が好き。最近の建物は気密性が高く、雨の音が聞こえなくなってしまったと嘆いていました。その点、こちらのお店のような古く趣のある建物は、雨の音が感じられるからいい、と那須野さんは言います。

取材日は晴れており、爽やかな風が感じられる1階で気持ち良く過ごしましたが、雨がしとしとと降る日に訪れて、雨音を感じながらゆっくりと過ごすのもオツなもの。おいしい日本茶を淹れて、ゆっくりとくつろぐ贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

雨音茶寮

住所 東京都文京区千駄木2-44-19

TEL 03-6876-8402

営業時間 11:00〜18:00(L.O.17:00)

定休日 火、水曜

東京メトロ千代田線千駄木駅から徒歩4分

インスタグラム https://www.instagram.com/amanesaryo/(外部サイトへ移動します)

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