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16世紀、フランスの修道女たちが初めて作ったとされるカヌレ。焼き上がったら常温になるまで冷ますのが、よく知られている製法です。一方、KURAMAE CANNELÉでは、店内のファクトリーで焼成し、焼きたてを温かいまま提供。外はカリッ、中はカスタードクリームのようにとろりとした、唯一無二の食感です。
店頭に並べられた、焼きたての「クラマエ・カヌレ」
運営しているのは、都内でいくつかのカフェ、バーなどを手掛けるCLASSIC INC.。そのうちの一つ、有楽町のTHE STANDで提供しているカヌレが、以前から好評でした。レシピを考案したのは、銀座のフレンチバル・VAPEURの中村シェフ。常温で提供していましたが、ある時中村シェフが「焼きたてもおいしいね。みなさんにもこれを食べてもらいたい」と言ったことから、KURAMAE CANNELÉが誕生したそうです。
店舗があるのは、表通りから1本はずれた静かな通り沿い
焼き上がり時刻は店頭の掲示板や、SNSでもお知らせしている
ファクトリーに併設された売り場には、カヌレを焼き上げる甘い香りがふわり。袋に入れてもらい受け取ると、温もりが手に伝わってわくわくします。思わずその場で一つ取り出し、食べてしまいたいくらい。そんな時には、すぐ隣に用意してあるイートインスペースでかぶりつくのもいい。
「クラマエ・カヌレ」1個 324円(税込)
カリッという軽快な歯触りと共に、口の中いっぱいに広がる温もりと甘い香り。やがてカスタードクリームのようなとろりとした食感があふれ、うっとりしてしまいます。焼きたてならではの香ばしさもたまらない。温かいからこそ、この香りがひときわ際立ちます。
持ち帰って食べる際は、電子レンジで5〜10秒温め直すのもおすすめ
内装にこだわった2階のカフェで世界観に浸るのも、大きな醍醐味。ここでしか出会えない特別なカヌレと、オリジナルティーのマリアージュを楽しめます。
「グランカヌレ&アールグレイのティラミス」1,680円と、
セットの「カヌレ ド ティー」720円(単品の場合1000円)(すべて税込)
「カフェで過ごす時間も楽しんでもらいたいです」と広報担当の方。県外から訪れる人も多い
カフェで食べられるのは、カヌレ専用卵を使った「グランカヌレ」。濃厚でリッチな味わいと、よりとろみのある半熟感が魅力です。食べ進めていくと、ラム酒の芳醇な香りに包まれている気分に。カヌレ作りにぴったりな、オーク樽で熟成されたフレンチラム「ネグリタ」を使用しているそうです。
ティートロリーで運ばれてくる様子がまるで映画のよう
「アールグレイのティラミス」は、サクッとしたクラストの歯触りがアクセントに
「カヌレ ド ティー」は、「グランカヌレ」のためだけに考案されたオリジナルのブレンド。まろやかな甘みと紅茶らしい爽やかな香りが、「グランカヌレ」が持つバニラの風味をぐっと引き出します。「アールグレイのティラミス」や季節ごとのスイーツも、「グランカヌレ」とのペアリングを重視。味わい、香りの変化を存分に味わいましょう。
「グランカヌレ」の外はカリッと、中はとろりして口溶けも抜群。食感のコントラストがひときわ
おいしさと楽しさ、ファクトリーの臨場感を一度に味わえる、まるでカヌレのテーマパーク!「ものづくりのまち」として知られる蔵前の散歩スポットとしても、ぴったりです。
KURAMAE CANNELÉ
住所 東京都台東区蔵前2-1-23 蔵前第2ビルヂング
営業時間 11:00〜19:00 カフェ11:00〜18:00(L.O.17:00)
定休日 月曜
https://www.kuramae-cannele.jp/(外部サイトへ移動します)