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個人が営む、小体で趣のある飲食店が点在する東上野エリア。御徒町駅や上野駅から近く、それでいて繁華街からは少し外れているので、落ち着いた空気が流れています。赤い外観が目を引くL'ambiance douceは、フランスの郷土料理や家庭料理をベースにしたビストロ。カジュアルな大衆食堂で、肩肘張らずにじっくり味わえます。
ランチの一番人気、「豚肩ロースのグリエ トマトソース」1,500円(税込)。サラダ、パンが付く
赤い外観が際立ち、周囲の景色にメリハリをつけている
この店を切り盛りするのは、店主の岸寛基さん。仕込みから提供まで一人でこなしています。こぢんまりした店内にはアートが飾られ、フランスの下町にありそうな雰囲気。大学生から年配の方まで、幅広い世代が訪れています。
内装は、フランスのビストロをイメージした造り
キッチンから聞こえてくるジュウ〜ッと肉を焼く音や、ソースを温める際に漂ってくる香りにわくわく。注文した料理を待つあいだも、臨場感いっぱいで退屈しません。それどころか、どんどん期待は高まるばかり。ぐぅっと鳴るお腹の音すら、楽しげに聞こえます。
テキパキと調理を進める店主の岸寛基さん
ランチセットはまずサラダ、次にメイン料理の順番で提供される
ランチセットは5種類。肉料理、キッシュの中からメインが選べ、パンとサラダがセットになっています。一番人気は「豚肩ロースのグリエ トマトソース」で、こんがりした焼き目がたまらない。表面にうっすらにじむ肉汁がキラリと光ります。
きれいなピンク色の断面に思わず気持ちも華やぐ
ナイフでカットし、フォークで持ち上げると、断面はきれいなピンク色。ふっくらした食感と適度な歯応えがあり、噛むごとに濃厚な旨味が溢れ出ます。
「しっかり火を入れつつ、豚肩ロースの弾力のある食感や脂の甘みを保つため、ロゼに仕上げています」と岸さん。
スパイスを使ったトマトソースのコクと酸味、一瞬の辛味が全体の味わいをキリッと引き締めてくれます。
なお、ディナータイムにはより伝統的なフランス郷土料理を提供。どれもボリューミーな盛り付けで、みんなでシェアするのにもぴったりです。普段着で楽しめる上野のビストロ。ぜひふらっと訪れてみてください。
自家製パンは外カリッ、中ふわっ。シンプルな味わいで、トマトソースやマッシュポテトに合う
L'ambiance douce
住所 東京都台東区東上野2-12-2 岩本ビル1F
営業時間 火曜〜金曜 ランチ11:30〜14:30(L.O.料理14:00)、ディナー18:00〜22:30(L.O.料理20:00、ドリンク22:00)/土曜・祝日 ランチ11:00〜14:30(要予約)、ディナー18:00〜22:30(L.O.料理20:00、ドリンク22:00)
定休日 日・月曜
https://www.instagram.com/lambiancedouce(外部サイトへ移動します)