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東京都恩賜上野動物園のシャオシャオとレイレイは、えさとしてモウソウチク、シノダケ、マダケなどのタケを中心に与えられており、副食であるパンダ団子、ニンジン、リンゴもそれぞれ必要に応じて与えられています。採食、行動については特に異常はなく、良好です。
現在、不定期にさまざまな食品のにおいやほかのジャイアントパンダの糞などのにおいによる環境エンリッチメント(※1)を実施しています。引き続き、シャオシャオとレイレイの反応を確かめながら、よりよい環境エンリッチメントを模索していくそうです。
シャオシャオ 2025年02月20日(1338日齢) 88.4kg(30日前より+2.8kg)
シャオシャオ(撮影日:2025年2月25日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
シャオシャオの健康状態は良好です。
現在、屋外放飼場Cの工事を実施しています。工事の完了後、休園日にシャオシャオを屋外放飼場Cに出す練習をおこない、環境に慣れた後は、開園日もこちらの放飼場を使用する予定だそうです。
シャオシャオは2023年7月16日からハズバンダリートレーニング(※2)をおこなっています。訓練を積み重ねることによって、パンダにとって少ないストレスで安全に体を触りながらの健康管理ができるようになるそうです。リーリーとシンシンの検疫開始に伴い一時的にトレーニングを中止していましたが、返還されたため、10月25日にトレーニングが再開されました。
先月おこなっていた超音波(エコー)検査のためのトレーニングは順調に進み、先々月のレントゲン撮影に続き、必要な動きは一通りできるようになったそうです。現在は口を開けた状態で維持する(マウスオープン)トレーニング中です。
※1 環境エンリッチメント
限られた飼育環境の中で、動物が心身ともに、より健康に生活できるようにするための取組み
※2 ハズバンダリートレーニング
動物の健康な飼育と人間の安全な作業を目的として、動物に自発的な行動をとらせるための訓練
レイレイ 2025年02月20日(1302日齢) 89.5kg(30日前より+0.1kg)
レイレイ (撮影日: 2025年2月25日)
レイレイは2023年7月21日からハズバンダリートレーニングをおこなっています。シャオシャオと同じく、リーリーとシンシンの検疫開始に伴い一時的にトレーニングを中止していましたが、10月26日にトレーニングが再開されました。レイレイもシャオシャオと同じく、超音波検査のために必要な動きは一通りできるようになり、現在は口を開けた状態で維持するトレーニング中です。
ジャイアントパンダの様子(撮影日:2025年2月25日)
公益財団法人 東京動物園協会提供