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2025.02.25とんかつの街・上野で食べ比べ!今日はどれにする?

「上野が、すき。」人気の3選シリーズ、今回は「とんかつ」をピックアップ。

上野といったら外せないグルメの1つ。老舗から新店まで揃いますが、お昼時は、どのお店も列をなしていて、その人気ぶりがうかがえます。食べ比べてみると、シンプルな料理過程でもこんなに味わいが違うのか...と驚きます。そんなこだわりのつまったとんかつ屋さん3店舗をご紹介!

 

井泉


 

「お箸で切れるやわらかいとんかつ」でおなじみの井泉。

昭和5(1930)年の創業より、代々受け継がれてきた調理法を今も守り「変わらない美味しさ」を追求している、上野に来たら外せない名店のひとつ。

 

料理長富永さんは「音」で揚げ具合を判断。ベストタイミングで引き揚げて、余熱で火を通します。

 

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お待ちかねのとんかつは、謳い文句の通り、お肉がとってもやわらかい!

サクッと軽い絶妙な揚げ具合は、磨き抜かれた熟練の技。とんかつだけど全く胃にもたれず、罪悪感なくペロリと食べられてしまいます。汁物が豚汁なのも嬉しいですよね。

 

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ヒレかつ定食 2,200円(税込)

 

実は、とんかつソースも創業当時のレシピのまま。

ウスターソース全盛の時代に、井泉のとんかつに合うオリジナルのソースを。と試行錯誤の末にたどり着いた逸品です。

 

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店内は、老舗らしい風情のある雰囲気が漂います。

1階は、オープンキッチンのカウンターがあり、調理の様子を眺めることができます。

2階は、創業当時下谷芸者衆が踊っていたお座敷がそのまま残っているそうで、まるで昭和から時が止まったかのよう....

 

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木造2階建ての雰囲気ある建築を見るだけでも価値があります。

この味をあの人にも食べさせたいな、と思ったらお土産にヒレカツサンドをどうぞ。

カツサンド発祥の地で買ったんだという豆知識も忘れないように。

 

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とん八亭


 

ミシュラン常連の名店。

上野広小路交差点近くの路地裏の黄色いのれんが目印の「とん八亭」は、1947年創業。上野のとんかつ文化を支え続けており、ランチタイムはあっという間に満席になってしまうほどの人気店。現在は三台目の細川秀巳さんとその奥様が夫婦二人三脚で営んでいます。

 

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特上ロースかつ定食(200g)2,200円(税込)

 

使用しているお肉は、約170gの千葉県産の豚肉。1枚1枚包丁で余分な脂身を丁寧に取り除き、隠し包丁を入れ、手間をかけて仕込まれているため、肉の繊維がサクッとほぐれる繊細な美味しさを感じます。

 

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低温の油でじっくり12分かけて揚げているのが特徴で、外側はウェルダンで中はほんのりピンク。この絶妙な具合がお肉を柔らかくジューシーに。長年支持される理由が一口で分かります。

 

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店内は、カウンター4席、テーブル10席。ランチタイムはあっという間に満席に。ウスターソース、とんかつソース、しょうゆ、塩……。お客様の好みに合わせてとんかつにかける調味料がたくさん用意されているのも嬉しいポイント。まずはしょうゆでいただきましたが、これがサクサクの衣とジューシーな豚肉と高相性! ご飯もすすみます。

 

予約ができないため、並ぶこともありますが、御徒町でとんかつが食べたくなったら、とん八亭。

ぜひミシュランの味を堪能してみてください。

 

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嬉嬉豚 とんかつ『君に、揚げる。』(極) 



池袋の人気店が2020年に上野に移転。

移転後も変わらぬ人気を誇る『君に、揚げる。』(極)では、群馬県産のブレンド豚 嬉嬉豚(うれうれぶた)を使用しているのが特徴。「水」と「餌」にこだわり、ストレスフリーの快適な環境で育てた豚で、さらっとした脂身と甘み、歯切れのよさが特長。工場から直接仕入れ、毎朝その日使う分だけ捌いているので、新鮮な味わいを楽しむことができます。

 

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特上ロースかつ定食(200g)2,200円(税込)

 

断面のピンク色が美しい肉厚のロースかつが登場。

一口食べるとびっくりするほどやわらかい。脂身も全くしつこくなく、ジューシーな肉の旨味と甘みが口いっぱいに広がり、これが嬉嬉豚か!とすぐに虜になってしまうこと間違いなし。汁物は具だくさんの豚汁。テーブルに配置されている自家製ピクルスはひそかな人気メニューなので是非いただいてほしい逸品。ほどよい漬かり具合でおいしい箸休めにぴったり。

 

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そのままお肉の旨味を味わうのもよし、アンデス塩で塩味をプラスするのもよし。わさび醤油や、ポン酢、自家製ソースとそれぞれに引き出されるとんかつの表情を堪能するのもよし。食べ進めていたらあっという間に最後の一口に…

 

店内は、オープンキッチンに食券スタイル。食券を渡すときにご飯とキャベツの量を指定してくださいね。老舗とんかつ店の多い上野地域ですが、肩肘はらずにフラッと行くならここ。

 

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ときめきを感じるような店名が耳に残る『君に、揚げる。』(極)。

あなたに向けて揚げられた“とんかつ”を是非ご賞味ください。

 

 

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さあ。今日はどこで食べる?

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