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2024.07.19【パンのペリカン】浅草の老舗ベーカリーが時代を超えて愛される秘密とは。

創業1942年、浅草のまちと共に歴史を歩み続ける老舗ベーカリー「ペリカン」。

今もなお、開店前から列ができるほど長きにわたって愛され続ける秘密を尋ねました。

 

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4代目 渡辺陸店長


香ばし~い香りに包まれた店内。

「いい匂いですね」と私がというと「もう鼻が慣れてしまった」と笑うのは、

浅草の老舗ベーカリー ペリカン4代目店長 渡辺陸さん。

 

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年季の入った番重(ばんじゅう)


創業から80年以上が経つ現在まで、食パンとロールパンだけを売る。

そのシンプルな販売スタイルを貫いています。素材も環境も日々変化し続けている中で、変わらない味を提供し続けるのは、とっても難しいこと。ぺリカンでは、毎日決まった分量をマニュアル通りに仕込むのではなく、その日の温度や湿度によって塩梅を少しずつ変えているんだそう。この絶妙な加減は、長年の経験で見極める職人の技。

近所に住む常連さん、そして、遠方に住むお客さんがいつどんな時に来ても、変わらずに美味しいパンを届け続ける背景には、こうして毎日、ひとつひとつ丁寧に、コツコツとパンと向き合い続ける職人さんの姿があるのです。

 

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焼き目のついた出来立てパン


ペリカンのコンセプトは「ごはんみたいに食べれるパン」。

目が詰まっており触感はもちもち。くせのない味が他のおかずを引き立てます。日本人の主食がペリカンのパンになる日もそう遠くはない.....と思えるくらい、みんなが大好きな味。

 

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「ペリカンカフェ」


直売所のすぐ近くには「ペリカンカフェ」があります。オープン理由を伺うと「お客さんから、どうやって食べるのが美味しいですか?と聞かれることが沢山あり、パン屋自らその楽しみ方を伝える場所として、2017年から直営カフェを構えました。」とのこと。

店長がおすすめするのは、トーストしたパンにバターを乗せたシンプルな食べ方。もちろん、ペリカンカフェにもあります。その他、しょっぱいものから甘いものまで幅広いラインナップ。

外で食べるパンはちょっと特別ですよね。

 

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お持ち帰りもワクワク


いつどんな時に口にしても、変わらない味。日常になじむようなこの安心感が、気づかないところで心のよりどころになっているのかもしれません。ぶれない想いとこだわりの詰まったペリカン、予約は必須です!

 

 

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 パンのペリカン

 

 住所 東京都台東区寿4丁目7-4

 営業時間 月~土曜 8:00~17:00

 定休日  日曜・特別休業日(年末年始)

 https://bakerpelican.com/index.html

 (外部サイトへリンクします)

 

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