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JR上野駅から徒歩5分、不忍池からすぐの仲町通りにあるシノバズブルワリーひつじあいすは、クラフトビールと羊料理をメインに提供する店。店頭のタンクで常時6種類のクラフトビールを製造し、店内で販売するほか、3年前から上野のさまざまな企業・団体と協力しながらビールの原料となるホップの栽培も行っています。「地産地消のものがない上野で何かできないかと考えたのが、ホップを育てることでした」と、代表取締役の前川弘美さん。今年は不忍池の周囲やビルの屋上など、上野エリアの10か所に拡大して栽培、7月末頃には早摘みホップを使ったクラフトビールも提供できそうなのだとか(要問合せ)。
左から「ひつじあいす」レギュラー750円/ラージ1,080円、「不忍YELL ALE!」、「ゲーテの夜長」
各レギュラー780円/ラージ1,150円(すべて税込)。
※写真はすべてラージサイズ
代表格のビールは「ひつじあいす」(アメリカンペールエール/alc=5%)。通常の2倍の量のホップを使った、まさにホップを味わう一杯です。「不忍YELL ALE!」(HAZY IPA/alc=6%)は、フルーティな香りとほどよい苦味が特長の人気ビール。コロナ禍だった数年前、上野オリジナルのクラフトビールを作ろうと開発されたもので、地元応援の意味を込めて「YELL」の文字が入っています。ほかにも、詩人ゲーテが飲んでいたものと同じ製法で作られ、樽熟成された濃厚なコクが特長の「ゲーテの夜長」(Schwarz/alc=4.5%)など、思わず飲み比べたくなる個性的なクラフトビールが揃います。
この店の看板メニュー「かぶりつきラムチョップ」(写真はタレ)1本660円。
醤油ダレが食欲をそそり、一人で軽く2本はいただける。クラフトビール「不忍YELL ALE!」と相性抜群
「ひつじあいす」という店名には「ひつじをまるごと愛す」という意味が込められているそうです。年数回不定期で入ってくる北海道厚真町の幻の羊肉は一度食べたらやみつきになるはず。ハツやセンマイなどの希少部位は、ニュージーランドやオーストラリア産のものを提供しています。宗教に関係なく世界中で食べられている羊だからこそ、この店では欧米からアジアまでさまざまな調理法が取り入れられているのも特長です。日本にいながら、海外旅行している気分が味わえるかも?
ドイツ料理の「ラムシャンク煮 カルボナード風」2,750円(税込)。
クラフトビール「ひつじあいす」で約6時間煮込んだ一品
「ラムシャンク煮 カルボナード風」の肉は柔らかくてホロホロ。骨から肉がきれいにはずれるのもポイント。ビールの苦味がアクセントになり、お酒が進む
フランス料理風にアレンジされた「極上ラムパッチョ」1,980円(税込)。希少な部位の極上フィレ肉のたたきに玉ねぎソースの酸味とナッツの香ばしさがベストマッチ。卵黄を絡ませればとろけるおいしさ!
左から主任の計屋さん、代表の前川さん、店長の園田さん。
「さまざまな羊料理とおいしいクラフトビールを、ぜ楽しんでください」
ゆったりとしたカウンターとテーブル席がある1階フロア。
40名まで貸切可能な半個室を完備した2階には
各テーブルにタップがついているので、自分でビールを注いでもOK
仲町通りの中間にある店舗。
「ひつじあいす」のネオンと「シノバズブルワリー」と書かれた白いのれんが目印
「今はホップを作ることが何よりも楽しい! これからもホップやクラフトビールをここ上野の街で作り続けることで、地域との連携をますます深めていきたいです」と、前川さん。誰もが笑顔になれる羊料理とクラフトビールを味わいに、皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか。
シノバズブルワリー ひつじあいす
住所 東京都台東区上野2-10-7
TEL 03-3842-1010
営業時間 日~木曜、土・祝日12:00?23:00(L.O.22:30)、金曜17:00~23:00(L.O.22:30)
定休日 無休
https://www.uenobeer.com(外部サイトへ移動します)