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江戸の夏の風物詩として知られる『入谷朝顔まつり(朝顔市)』が、台東区の入谷・下谷エリアで7月6日(土)~8日(月)の3日間開催されます。
朝顔は千百年以上も前の奈良時代に、中国から遣唐使によって日本に入ってきました。当初朝顔の種は薬として使われており、今のような観賞用として栽培されるようになったのは江戸時代に入ってからのことだそうです。
入谷の朝顔が有名になったのも江戸時代で、花粉の交配によってさまざまな花を咲かせる“変わり咲き”の朝顔の栽培が盛んに行われ、江戸の人々にブームを巻き起こしたためだといわれています。大正時代に入り、“変わり咲き”の朝顔は一度衰退し、現在のような円形の朝顔が観賞用として一般的になります。戦争を経て、昭和23年に『朝顔まつり』が復活しました。
朝顔の別名を牽牛花(けんぎゅうか)といい、七夕の牽牛・淑女に関連する名前であることから、『朝顔まつり』は七夕の前後の三日間に開催されるようになったともいわれています。
朝顔まつりでは入谷鬼子母神を中心に、言問通りに41軒の朝顔業者と、100軒近い露店(縁日)が並び、毎年40万人もの人が訪れます。コロナの影響で2020年から3年間は中止されましたが、2023年は4年ぶりに開催され、大変な賑わいでした。
今年も盛り上がりそうな『朝顔まつり』。ぜひ、ゆかたを着て出かけてみませんか?
第77回 入谷朝顔まつり
2024年7月6日(土)~7月8日(月)
早朝5:00頃~深夜(店舗により異なる)
入谷鬼子母神内
TEL 03-3841-1800(下谷観光連盟・入谷朝顔実行委員会)
https://www.asagao-maturi.com(外部サイトへリンクします)