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蔵前の閑静な通りを歩いていると、ブルーグリーンの扉が印象的な店舗が目に入ります。2024年1月、神楽坂の1号店に続いてオープンしたドーナツもりです。神楽坂の伝統フランス菓子店で修業を積んだオーナーの森敬之さんが、フランス菓子の技術と食材をドーナツづくりに活かせないかと考えたのがはじまりだそう。おいしいドーナツを求めて、奥様と1ヶ月ほどかけてアメリカのニューヨークやサンフランシスコを巡ったこともあったそうです。
店内のショーケースにずらりと並ぶドーナツは見ているだけでうっとり
清潔感溢れる店内。クラシカルな雰囲気のインテリアが落ち着きます
ドーナツの生地は、ひとくち食べるとそのフワモチ食感に驚きます。湯種製法で24時間かけて低温発酵を行い、3日間かけて北海道産小麦の美味しさを引き出しているそう。国産のバターやオーガニックシュガー、フランス産岩塩、トランス脂肪酸フリーの油など、選び抜かれた食材を使っているのが特長で、子供から大人まで安心していただくことができます。
見た目も可愛らしい「フランボワーズグレーズ」は、自家製木苺ジャムのほどよい酸味と甘みが特長の一品。爽やかなベリーの風味がやみつきになります。「焦がしバターグレーズ」は、焦がしバターの濃厚さに、香ばしいアーモンドがアクセント。そしていちばん人気の「オリジナルグレーズ」は、イタリア産有機はちみつが使われており、優しいはちみつの甘さと小麦粉のしっかりとした旨味を感じることができます。
手前から時計まわりに「フランボワーズグレーズ」、「焦がしバターグレーズ」、「オリジナルグレーズ」各421円(税込)。すべてのグレーズに北海道産チルドバターが使われています
店頭に並ぶのは常時14種類。旬のフルーツなどを使った「季節のドーナツ」は、月に一度のペースで変わるそう。もちろん、フルーツジャム作りから丁寧に行います。そのときにしか食べられないとっておきの味を求めて訪れるお客様も多いのだとか。
テイクアウトして、みんなでつまむのも楽しいドーナツの穴410円(税込)。奄美諸島産サトウキビの優しい甘さが引き立つ、素朴でどこかなつかしい味
店主の森敬之さん。「たとえばカスタードはカスタードビーンズから作るなど、いい食材をきちんとした技術で提供することを心がけています。来年には都内にもう1店舗オープンする予定です」
その美しい見た目だけでなく、食材選びから技法までとことんこだわり抜かれたドーナツは、ひとくち食べれば誰もが笑顔になれるはず。大切な人への手みやげにいかがでしょうか。
ドーナツもり
住所 東京都台東区駒形1-5-5 越圧ビル1階
営業時間 11:00~18:00 ※売り切れ次第閉店
定休日 不定休
https://www.instagram.com/doughnutmori/ (外部サイトへリンクします)