上野界隈には個性豊かなパン屋さんがたくさん存在します。朝・昼ごはんにぴったりなものから、おやつにもなるスイーツ系までバラエティ豊かです。
今回ご紹介するのは下町情緒溢れる街並みが続く路地裏で、ひときわ目立つ格子窓のお店が「根津のパン」。木製の格子窓のレトロな外観なので、一見するとパン屋さんだと気づかない人もいるかもしれませんが、店先に来るとパンの香ばしい香りがするのですぐにわかります。常連客が絶えず訪れ、地元の人たちに愛される根津のパンの人気商品とそのおいしさをお伝えします。

焼きたてのパンが店先にずらりと並びます

根津のパンの特徴は、自家製レーズン酵母を利用したパンであること。長時間発酵で作られたパンは、通常のパンに比べて、もっちりした食感になるのが特徴です。日替わりのパンも多いので、毎日訪れる常連さんも多いのだとか。

店内入って左側の食パン棚にも、おいしそうなパンがずらり

「パンドミ」500円（税込）、ハーフサイズ260円（税込）

国産小麦を利用した「パンドミ」は、天然酵母を使って長時間発酵で作られているので、もっちりと弾力がある歯ごたえになります。また、水分量を多めにして焼き上げることで、中はしっとり。一口かじるごとに小麦の風味が口いっぱいに広がります。小麦のうまみをしっかり味わえるので、朝食にぴったりです。

「クロワッサン」200円（税込）

発酵バターを使ったクロワッサンも絶品。周りはサクッとしていますが、中はパンドミと同様、柔らかくてもっちり。口いっぱいに濃厚なパターの風味が広がります。一つと言わず、何個でも食べたくなる美味しさです。

「雑穀ライ麦パン」220円（税込）

ライ麦、大麦、玄米、はと麦、黒米の5種類を贅沢に使った「雑穀ライ麦パン」は、健康志向の方におすすめです。ほんのり甘いライ麦に雑穀の香ばしい風味がマッチ。そのまま食べても、スライスしてパテなどを付けて食べてもおいしそうです。

「チョコバゲット」250円（税込）

中はしっとり、外観は真っ黒な「チョコバゲット」も人気の商品です。その名の通りチョコレートをふんだんに使った濃厚なパンなのですが、レーズンやオレンジピールも混ぜているので、まるでフルーツ入りの高級チョコレートのような爽やかな後味です。

「大葉ハーブソーセージ」270円（税込）

ハーブソーセージと大葉とチーズを巻いて焼き上げた「大葉ハーブソーセージ」。上品な味のハーブソーセージに、濃厚なチーズと大葉の豊かな風味が加わった贅沢な一品です。一口ごとに食材から出るジューシーなうまみが口いっぱいに広がって、幸せな気分になります。ビールにもよく合いそうです。

もとは豆腐屋さんだった店舗をそのまま使っているそう

根津の古き良き日本の街並みに溶け込みながらも、どこかモダンな雰囲気が漂う「根津のパン」。シェフの野口さんは、「地元の人に通ってもらえるような、街のパン屋さんを目指している」と笑顔で語ります。店先には日替わりパンがたくさん並び、朝の開店と同時に訪れる常連客が多いそう。訪れるだけでほっこり落ち着くのも、そんな店主のこだわりが詰まっているからこそだと思います。美味しいパンを求めて、根津をお散歩がてら訪れてみてくださいね。

根津のパン
住所 東京都文京区根津2-19-11
TEL 03-5834-2883
営業時間　10：00～19：00
定休日　月・木曜
Instagram https://www.instagram.com/nezunopan/（外部サイトへ移動します）