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下町情緒と新しい文化が融合する街、蔵前。いまや東京随一のオシャレスポットとして何かと話題に事欠かないこの街に、2025年12月、手作りベーグル専門店「ZONO BAGEL」が新たにオープンしました。
店主の前薗さんは50歳になることを機に一念発起。「ずっと企業相手のB to Bの世界で生きていたので、お客さんの顔が見えるB to Cの仕事がしたかった」と前薗さん。26年間勤めていた仕事をすっぱり辞め、パンスクールへ通ったり、各地食べ歩きをしたりするなかでベーグルのおいしさとその可能性に目覚めたそう。
「日本における食の選択肢にベーグルを」ということをモットーに、日々の豊かな暮らしを毎日の食卓から支えていきたいという強い想いでお店を運営されています。
目指すベーグルはもちもちで中身がギュッと詰まったもの。理想の味を求めて何度も試作を重ね、北海道産小麦「ゆめちから」をベースに、鹿児島県産の米粉を独自にブレンドすることにたどり着きました。発酵には、はじめはイースト菌を使っていましたが、天然酵母を使ってみたときの焼き上がりの甘い香りとそのおいしさに感動。管理が難しいとされている天然酵母を使用することに決めたそうです。
お店のベーグルには、小麦、米粉、天然酵母、水のほかには砂糖、塩、バターをごく微量使用しています。パンに比べて脂質が低くヘルシー、噛みごたえがあって腹持ちもいいのでダイエット食にも向いているそうです。

真っ青なドア枠とちょっとワルそうなうさぎのイラストが目印

大きなベーグルの看板もかわいい

白を基調とした清潔感のある店内は「朝食をイメージした」そう。おいしそうなベーグルを選ぶ時間も楽しいひととき

プレーン、スイーツ系、デリ系などバラエティ豊か。あれもこれもとついたくさん買いたくなる
売り場の奥が工房になっており、毎朝5:00から(!)仕込みをしているそう。毎朝、粉の状態を見て、触って、会話するように生地を作り上げていきます。工房では熟練のスタッフさんお2人が作業しており、その様子を見せていただきました。

ほうれん草の生地を捏ねているところ。
粉末ではなく茹でたペーストを使用しているため、ほうれん草の風味がしっかりと感じられるそう

一次発酵へ。緑色の生地がかわいらしい

一次発酵を終えた生地を等分し、丸める→(詰める)→棒状にする→リング状にする、という作業。
ベーグルには茹でる工程があり、均一に熱が通りやすくするためこの形なのだそう

リング状にしたときのつなぎ目をしっかりとなくさないと、フィリング(中身)が漏れてしまうため、コツのいる大事な作業。
お店のベーグルは具材たっぷりのため難易度が高いそう

スタッフさんの手際がよく、美しく流れるように成形が進む。
あっという間にリング状のベーグルたちができあがっていった。成形のあとは二次発酵へ

二次発酵を終えた生地を茹でる「ケトリング」という工程はベーグルの伝統的な製法であり、最大の特徴。
1分弱茹でることによりベーグル特有の噛みごたえのある皮ともちもちの食感が生まれる

焼き上がったばかりのチョコベーグル。ツヤのある美しい焼き上がり。工房中が幸せな香りに包まれる瞬間
たくさんの種類のベーグルを焼くため、生地を仕込んだり、発酵させたり、焼いたり…と次々に作業を進めていく無駄のない動きは、つい見とれてしまうほど。作っている最中にも「かわいい〜♡」と愛おしそうにベーグルを丸めていて、スタッフさんのベーグル愛がひしひしと感じられる素敵な工房でした。
それではベーグルをご紹介します。どのベーグルも魅力的ですが、「サーモンアボカドクリームチーズ」、「サバのリエット」、「金時イモ」、「イチジクマスカルポーネ」は特に人気なのだとか。お店は8:30から開店しているため、お目当てのベーグルが売り切れてしまうこともあるのでお早めにお求めいただくことをおすすめします。今回は「サーモンアボカドクリームチーズ」、「金時イモ」、「いちごマスカルポーネ」、「チョコナッツマカデミア」をセレクトしました。

ショーケースにはベーグルサンドが並ぶ。彩りも美しく、断面萌え必至
コーヒーにもベーグルと同じくらいのこだわりが詰まっています。和歌山県にあるお茶とコーヒーの専門店である老舗「もりかわ」と「ベーグルに合うコーヒー」を目指し、試飲を重ねて生み出されたオリジナルブレンド。ブラジル、インドネシア、コロンビアの豆を使用し、紀州備長炭で焙煎したという自慢の一杯です。

「コーヒー」440円(税込)。香ばしく、深みのあるコクがベーグルにも合う

若男女問わず人気の「金時イモ」450円(税込)。徒歩3分ほどのところに公園があるので、そちらでいただくのもおすすめ。甘くホクホクの金時イモとたっぷり入った黒胡麻の食感がアクセントになっていてたまらない

鉄板人気の「サーモンアボカドクリームチーズ」600円(税込)。相性抜群の組み合わせ。スモークサーモンがたっぷり入っており、食べ応えも◎。ディルやケッパー、黒胡椒が効いていてついワインが飲みたくなる、おつまみにもなる一品

「いちごマスカルポーネ」600円(税込)。マリトッツォのようなかわいらしいビジュアルにノックアウト。はちみつを混ぜたマスカルポーネがふんだんにサンドされており、酸味のあるいちごとのバランスが絶妙。コーヒーにも紅茶にも合うリッチなデザート

「チョコナッツマカデミア」450円(税込)。ココア生地にチョコとマカデミアナッツ、くるみがゴロゴロ入っている。リベイクすると表面はカリッと、チョコはとろけてまた違った味わいに
どのベーグルも噛みごたえがあり、もっちり、むぎゅっとしていて生地だけでもおいしい。また食べたくなるベーグルです。食事だけではなく、小腹が空いた時のおやつやおつまみなどさまざまなシーンで楽しめます。今はまだですが、いずれはオンラインでの販売も視野に入れているそう。メニューは日々進化させながら、季節を取り入れた限定メニューを随時入れ替えていきたいとのことなので、通うのが楽しみですね。
蔵前散策の際はぜひお立ち寄りください。

「お客様のおいしいという笑顔が励みになっています。こだわりを充分に感じていただける味、ぜひ一度お試しください」と前薗さん
ZONO BAGEL
住所 東京都台東区蔵前4-4-5 1階
TEL なし
営業時間 水〜日曜8:30〜16:00
定休日 月・火曜
東京メトロ大江戸線蔵前駅から徒歩8分
インスタグラム https://www.instagram.com/zono_bagel/(外部サイトへ移動します)











