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年末に向けて寒さが増すこの頃は、銭湯でのんびり体を温めるのにぴったりの季節。そこで縁起のいい銭湯として地元の人に愛される「ふくの湯」をご紹介します。
木目調で風情のある外観の銭湯
本駒込駅から徒歩6分ほどの場所にある「ふくの湯」は、美しい壁画を眺めながら名前の通りご利益気分が味わえる銭湯です。ふくの湯がある千駄木の辺りは、初夢でみると縁起がいいとされる「一富士二鷹三茄子」という言葉の発祥となった神社が点在する地域。
こうした伝承にちなんでご利益気分を味わえるようにと、店内のカラーリングに風水を取り入れているのだそうです。
ロッカールームも美しい木目調で統一されている
浴室は谷根千の七福神にあやかった「大黒天の湯」と「弁財天の湯」の2つで、男女週替わり制。
白と赤を基調とした落ち着いた色合いの「弁財天の湯」
入り口から向かって右側が「弁財天の湯」。生薬を中心としたメニューの薬湯を楽しむことができます。
木製の壁には弁財天の雅な壁画。家の襖をイメージして作ったそうです
弁財天という名の通り、シャワー上の壁面には、月夜に舞う美しい弁財天の壁画が描かれていてとても幻想的。正面には、赤富士と鷹の絵が描かれたペンキ絵があり、広々としたお風呂に浸かりながら、その壮大な世界観を存分に味わうことができます。
この日の薬湯は、血行を促進させて、冷えに効果が高いとされる「じっこう湯」でした
お湯はすべて良質な武蔵野の天然井水を使用しているので、美肌効果が高くお風呂上がりもしっとり。
弁財天の湯には陶製のつぼ湯もあります
黒と緑を基調としたシックな内装の「大黒天の湯」
「大黒天の湯」は人工ラジウム温泉のボディジェットバス。金富士と鷹のペンキ絵の下には、重厚感のある松のタイル絵が描かれています。富士の麓で温泉に浸かっているような気分が味わえるようにという店主の心遣いから、壁画の高さも考え尽くされているのだとか。人工ラジウム温泉は、呼吸によって免疫効果をあげてくれるのに加え、体の芯から温めてくれるので、湯冷めしにくいといいます。
2019年も残すところあと少し。ご利益気分を味わいに「ふくの湯」を訪れて、開運祈願をしてみませんか?
千駄木 ふくの湯
住所 東京都文京区千駄木5-41-5
営業時間 平日11:00~24:00、土日祝08:00~24:00
定休日 年中無休