秋が深まるこれからの季節は、散策がてら銭湯巡りをするのにぴったりです。
上野近郊は都内でも銭湯が多い地域なので、あちこち入り比べてみると楽しいですよ。
今回は、御徒町駅からもほど近い「燕湯」をご紹介します。

都内で唯一の登録有形文化財に指定されている趣ある店構え

戦後、銭湯跡地に昭和25年（1950年）に再建されて以来、ずっと続いているという燕湯。
開店は早朝６時。創業当時から朝風呂を続けているそうで、地元の常連客や、夜行バスで東京に来た旅行客などが朝いちばんのお風呂を楽しみに訪れます。

レトロな背景画が魅力。入って左側は女湯

右側の男湯。湯船は女湯と左右対称の作り

いまでは珍しい番台スタイルのレトロ銭湯で、お湯は早朝がとびきり熱く、湯温はなんと46度！
「ここは江戸っ子スタイルで入る銭湯だから」と女将さんがおっしゃるように、熱いお湯にざぶんと浸かってパッと出るのが粋な入り方。

お風呂の種類は日曜から週替わり

お湯はすべて井戸水を沸かしているので、化粧水をつけたように肌がしっとりするのだそう。銭湯に通い始めてから、冬に膝が白く粉を吹いてカサカサすることがなくなったと男性客が話していたとおり、常連の方々の美肌っぷりには驚きました。
これからあたたかさが恋しくなるの季節。少し熱めのお湯にたっぷり浸かって、つやつやの美肌を手に入れてみませんか？

燕湯
住所 東京都台東区上野3?14?5　
営業時間　06：00～20：00
定休日　月曜