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入谷駅から徒歩3分の場所に位置し、地域の住民に愛されてきた銭湯、快哉湯。2016年に惜しまれながら閉店したこの銭湯が、2020年7月にカフェ「rebon Kaisaiyu(レボン快哉湯)」として生まれ変わりました。現在、再び地域住民が集う憩いの場所になっています。
元大浴場の富士山を眺めながらひといき
快哉湯は1928年に建設された千鳥破風が美しい銭湯。しかし、建物の老朽化のため、2016年に閉店してしまいます。
「この趣のある銭湯を残したい...」そう考えた快哉湯のオーナーや快哉湯の常連、地域の団体などが協議を重ね、脱衣場はカフェに、浴場は快哉湯の常連の一人が勤める設計会社のオフィスにリノベーションすることが決定。今までの設備を極力残しながら、建物は新しい道を歩み始めました。
rebon Kaisaiyu(レボン快哉湯)の重厚なエントランス
rebonという店名はreborn(生まれ変わる)から
銭湯のころと同じように、下足箱に靴を預けて入店します
新しく作ったカウンターと、昔からある番台が仲良く同居する店内
番台の向こうもカフェスペース。本棚の本は自由に閲覧できる
カフェの向こうは設計会社のオフィス。ガラス戸越しに銭湯のペンキ絵を見ることができる
昔からある注意書きもそのまま残されている
銭湯のときは、たくさんの人を載せていた体重計と脱衣かご
柱時計も健在
高い天井から吊るされたスタイリッシュな照明や、昔のタイル柄を取り入れたコーヒー豆のパッケージなど、新しい要素を古いものと絶妙なさじ加減で織り交ぜているのもrebon Kaisaiyu(レボン快哉湯)の建物のおもしろいところ。見どころが多いので、思わずキョロキョロしてしまいそうです。
天井から吊るされた正方形の照明
脱衣場に貼られたエキゾチックな古いタイルの柄は...
お店で焙煎しているコーヒー豆のラベルに取り入れられました
かつての快哉湯の写真は店内で閲覧することができる。現在のrebon Kaisaiyu(レボン快哉湯)と見比べるのも楽しい
人気メニューは、自家製アイスクリーム4種と、その味に合わせた豆で淹れたコーヒーのセット。ブルーベリーにはエチオピア、チョコレートにはニカラグアなど、それぞれの風味を引き立て合うアイスとコーヒーがセットで味わえます。コーヒーとアイスのマリアージュを楽しんでもらいたいとの想いがあるため、アイスクリームの単品販売は行っていません。
「ブルーベリー&エチオピア」980円(税込)
アイスクリームに使用している果物はすべて国産の自然農法のもの
自然農園で作られた自家製のブルーベリーアイスは、まろやかで濃厚な風味。エチオピアコーヒーの爽やかさが引き立ってきます。また、フルーティなエチオピアの後にアイスを食べると、力強いブルーベリーの香りが一層際立ってきます。
ちなみに、自家製アイスクリームは果物の旬によって種類を入れ替えるのだそう。そのアイスに最適なコーヒーも地元出身のバリスタが日夜開発中とのこと。新しいアイスとフレーバーが楽しみです。
近年、新しいお店が続々と誕生している入谷周辺。ちょっとお出かけしてみませんか?
Rebon Kaisaiyu (レボン快哉湯)
住所 東京都台東区下谷2-17-11
TEL 03-5808-9044
営業時間 12:00~19:00 土・日・祝10:00~19:00
定休日 金
https://www.rebon.jp