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繁華街のはずれにある東上野の路地裏で、陽気なラテン音楽が鳴る小さな店を発見。CUBAN SANDWICH & DELI AHINAMA 上野店は、本物のキューバ料理を気軽に味わえる専門店です。材料にこだわり、「現地の味を再現しています」とキューバ出身の店主、ロベルト・ミロ・ルアセスさん。ひと口食べれば、まるでキューバにいる気分です。
水色と赤で彩られたポップな外観が下町の路地裏を明るくしています
看板料理は、パンの表面にバターを塗って焼く「キューバサンド」。一般的に日本で知られているキューバサンドは、キューバ移民がアメリカ・フロリダ州に持ち込み定着させたもので、キューバでは単にサンドイッチと呼ばれています。こちらの店で食べられるのは、キューバサンドのルーツであるそのサンドイッチ。「アメリカではピクルスを入れる店も多いですが、故郷のサンドイッチは野菜を使いません。肉とパンのバランスが大事」とロベルトさん。
「エル・クバーノ」レギュラー900円(税込)。サクッとした歯触りの外側はもちろん、肉汁を吸ってしっとりした内側もたまりません
こちらの「キューバサンド」のラインナップは全6種。なかでも、プルドポーク(低温でじっくり火を通し、細かくほぐした豚肉)とハム、チェダーチーズを使った「エル・クバーノ」が人気です。独自レシピで作ったオリジナルのパンでサンドし、表面にバターを塗ってホットサンドプレートへ。トングで転がしながら、側面もこんがり丁寧に焼き上げます。
かぶりつくと、外側がサクサクッ。見た目からガツンとした重たい料理を想像してしまいますが、パンの食感のおかげで全体的にとても軽く、ぺろっと食べられます。辛味のないマスタードがチーズのコクと合わさり、程よくキレのいい後味に。マヨネーズが豚肉の甘みを引き立てます。
作り置きはせず、注文を受けてからパンに具材を挟み、一つずつ焼き上げます
豚肉は固まりのまま仕入れ、柔らかくホロホロになるように時間をかけて調理。プルドポークは、クミンなど数種類のスパイスを使った秘伝の「モホソース」でマリネしているそうです。他の種類の「キューバサンド」も、具材は一から手作り。いろいろ食べ比べて、お気に入りを見つけたくなります。
「ナチョス」ボックス800円。「本場キューバ・モヒート」700円(すべて税込)
ちなみに、ナチョスのサルサソースやワカモレも手作り。サルサソースはトマトを、ワカモレはアボカドをカットするところから始めるので、香りがよく、味わいもフレッシュです。モヒートのミントは、本場と同じイエルバブエナという品種をたっぷり使用。ラム酒「ハバナクラブ 3年」がベースで、そのほのかな甘みもたまりません。
店内には4席ほどのイートインスペースもありますが、全品テイクアウトが可能。天気がよければ、公園で食べるのも楽しいです。CUBAN SANDWICH & DELI AHINAMA 上野店は、東京の下町に潜む小さなキューバ。ぜひ本場の味を体験してください。
キューバコーヒー200円(税込)。カップにはロベルトさんの似顔絵が描かれています
※8/1から価格が一部変更予定
CUBAN SANDWICH & DELI AHINAMA 上野店
住所 東京都台東区東上野3-23-5 新井ビル1F
TEL 03-6284-4547
営業時間 火~金曜11:30~17:00、土曜12:00~18:00、日曜・祝日12:00~17:00
定休日 月曜(不定休あり)
https://www.ahinama.tokyo/(外部サイトへリンクします)