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今年2月、鶯谷の住宅地内にオープンした「John」は、1日9組限定、メニューはたった1種類、月替わりのデザートコースのみという古民家レストラン。けれども、すでに予約の取りづらいレストランとして注目を集めています。
鶯谷より徒歩6分。古民家レストラン「John」は、昔ながらの日本家屋を活用したレストラン。畳敷きの和室をモダンな佇まいに設えた室内は、どこか懐かしい雰囲気です。
エントランス
落ち着いた雰囲気の店内
テーブルや椅子などの調度品や店内の装飾は、すべてオーナーパティシエが揃えたもの。ゆったりとした店内には、1日9組のみ、完全予約制のレストランです。
Johnのコンセプトは「味覚の旅」。食事をするだけにとどまらず、店内空間や過ごす時間まですべてを楽しんでほしいという願いから、メニューはデザート4品、料理2品で構成される月替りのコースメニュー3,800円のみ。ドリンク500円は、日本茶やコーヒー、ハーブティから選ぶことができます。
4月のテーマは、「翠緑の旅」より「春愁」
取材に訪れたのは2022年の4月。この月のテーマ「翠緑の旅」。抹茶の香りを楽しめるコースだそうです。このうち2皿を作っていただきました。
「春愁」それぞれのソースを合わせてもおいしい
大きなお皿に浮かぶ鮮やかなお菓子たち。一番大きな半円は、タルト生地にマンゴーのジュレ、その上はパッションとマンゴーのゼリーがちょこんと置かれています。マンゴーのゼリーやマスカルポーネクリームには抹茶ソースが合わせられています。それぞれを単品で食べるのもよし、一緒に食べてハーモニーを楽しむのもよし、いろいろ楽しめます。マンゴーと抹茶がここまで合うなんて。新鮮で斬新な組み合わせに驚きです。
店内のあちらこちらに季節の花が活けられています
「翠緑の旅」より「新緑」
新緑は、抹茶のチュイル(薄いクッキー)と桜のクリームやあんをサヴァランを組み合わせた一品。とても薄く繊細なチュイルの食感と、そこから立ち上る芯の強い抹茶の香りが、春を感じさせてくれます。味や香りだけでなく、食感もまた料理を構成する大切な要素なのだと気づかせてくれます。
この他のお皿も驚きと感動を与えてくれるものばかり。聞けば、遠方から通う方、毎月通う方も多いのだそう。
お店の営業は、現在のところ2年間の限定を予定されています。気になる方は躊躇せず、早めに感動を体験しに行きましょう。
John
住所 台東区根岸3-6-23-12
営業時間 12:00~22:00(予約制)
定休日 月~木曜
https://www.instagram.com/p/CcsO8I_PzUe/(外部サイトへリンクします)