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夏の暑さも本番を迎えました。谷根千エリアには、夏になるとおいしいかき氷を提供するお店がたくさんあるのをご存知ですか。今回は千駄木にある築80年ほどの古民家を改装して作られた「ケープルヴィル写真館&カフェ」で、夏・秋限定で提供している人気のかき氷をご紹介します。
1階がカフェ、2階が撮影スタジオになっています
今回訪れたのは、千駄木駅から徒歩3分ほどの場所にある写真館併設のカフェです。写真館でかき氷!? と思うかもしれませんが、味は本格的。
透明度が高い純氷という種類の氷を使っています
ボリュームたっぷりのかき氷に使われているのは、生いちごのコンポートをブレンダーでソースにしたものだそう。
「生いちごミルク」1,900円(税込)
見た目もかわいらしい生いちごを使ったかき氷は、トップにクランブル、チュイル、メレンゲがトッピング。
まずはシンプルに生いちごのソースと一緒にいただきました。表面には練乳もたっぷりかかっているので、生いちごの酸味と一緒に練乳の甘さも口いっぱいに広がります。
中にはクッキーやクランブル、そして桜餡が入っているんです
ただのかき氷だと思うことなかれ。なんと中には、細かく砕いたサクサク触感のクッキーなどが隠れています。これを、かき氷と少しずつ混ぜながら食べると、まるでパフェのような味わいに。トッピングされたメレンゲと絡めて、味の変化を楽しみながらいただくことができます。
お店のオーナーである若山和子さんは、チーズやソムリエの資格をもつため、珍しいワインをおいしいチーズと一緒にいただくワイン会も定期的に開催しているそう。夜になると、おすすめのワインとチーズを求めてやってくるお客さんも多いのだといいます。
「マンゴーパッションココナッツ」2,100円(税込)
生いちごミルクの他にも、「ピスタチオティラミス」や「マンゴーパッションココナッツ」のかき氷があります。
壁際には若山さんが撮影した美しいポートレート写真が飾られています
お話を伺うと、フォトグラファーになるまでの若山さんのご経歴がとてもユニークでした。日本の大学でフランス文学を学んだ後、半年のフランス留学を経て映画配給会社に就職。来日した映画監督や俳優陣のアテンドの仕事で世界トップクラスのクリエイターと接するうちに、自分でも何かを作り出すことをしてみたいという思いが強くなり、思い切って仕事を辞めてボストンの美術学校へ。
その後、さらにフランスにある国立の美術学校に編入してアートや写真を学び、フリーランスの写真家としてフランスを拠点に活動を開始。そこに18年ほど住んで、世界三大映画祭でも写真を撮り続けてきたそう。若山さんは、カンヌでの公式撮影やレッドカーペット最前列での撮影が許可されている、日本人唯一のカンヌ公認のフォトグラファーなのです。
ウッドパネルに印刷した写真はまるで絵画のように見えます
若山さんが撮影した写真は、どれもアート作品のような美しさ。子どもの成長に合わせて、写真を撮りにきてくれるお客さんも多いのだといいます。
オシャレなフォトブックも作ることができます
フォトスタジオの背景に使われている絵は、フランス時代からの友人アーティスト、秋山あいさんに描いてもらったものだそう。フォトブックにするとファッション雑誌の1ページのような美しい世界観に仕上がります。
フランス在住のアーティストによるアクセサリーなども販売しています
若山さんが撮影する美しい写真は一見の価値アリ! おいしいかき氷やワインをいただきながら、美しい写真の世界にどっぷり浸ってみるのはいかがでしょう。
ケープルヴィル写真館&カフェ
住所 東京都文京区千駄木3-42-7
TEL 03-5834-8500
営業時間 火~木曜12:00~16:00、金・土曜12:00~22:00(8月中は16:00~18:30がお休み)、日祝 12:00~18:00
定休日 月曜
https://www.capleville.jp/(外部サイトへリンクします)