日暮里駅と上野駅の間で、谷中霊園からほど近い場所にある「上野桜木あたり」は、昭和13年（1938）に建てられた古民家三棟をリノベーションして作られた複合施設。そこには、飲食店を中心に個性的なお店が軒を連ねます。その一角に店を構えるのが、パンと焼き菓子のお店「Think」。今回はお店で人気のパンと焼き菓子をご紹介します。

 

 

上野桜木あたりの一番奥のエリアにあります

 

お店の前に立つと、小麦の甘く香ばしい香りが漂います。

 

 

美しいフォルムのパンと焼き菓子がずらり

 

まずは店内に、どんなパンや焼き菓子があるか見ていきます。

 

 

かわらしいフォルムのマドレーヌやスコーン

 

 

「あんバター」や「ほうじ茶大納言」など、あんこを使ったパンもありました

 

 

焼き立てのカヌレもおいしそうです

 

 

タルトやバスクチーズケーキも発見！ ※季節や時期によって内容が変わります

 

 

カンパーニュやドライフルーツがぎっしり詰まったハード系のパンも充実

 

どれにしようか迷ってしまうほど、いろいろな種類のパンと焼き菓子が並んでいます。せっかくなので、お店の看板メニューをリクエストしてみました。

 

 

「クロワッサン」380円（税込）

 

お店で人気のパンの一つが、こちらのクロワッサンです。ただのクロワッサンと思うことなかれ。一口食べた瞬間に違いがわかるほどの、重さがなく上品なバターの香りと驚くほどサクサクとした軽やかな触感の生地。パンにはベルギー産の発酵バターが使っているのだそう。一般的なバターに比べて、バターの風味が強いのが特長です。

 

 

サクサク軽やかな薄皮で中はしっとり

 

パンの生地づくりにも、さまざまなこだわりが見られました。パン生地に使う水種は、水と小麦粉に麹甘酒や液体塩麹を混ぜることで、皮の伸びや色づきがよくなるのだそう。

 

ミネラル分、灰分が多く、風味がしっかりしているフランス産の小麦粉に、ゆっくり水を浸透させることで、小麦粉の旨味がギュッと凝縮されます。日本家屋のお店の雰囲気に合わせて、あえて日本の発酵食材を使ったというオリジナリティあふれるクロワッサン。一度食べたら忘れられないおいしさでした。

 

 

「マドレーヌ」各230円（税込）

 

生地の中に蜂蜜が入った、上品な甘さのマドレーヌも大人気。香り高いバターと蜂蜜がよく合います。

 

 

こちらは「ハチミツ メルト」たっぷりの蜂蜜で中はしっとり

 

味は「レモングレーズ」「ピスタチオ＆ラズベリー」「ショコラ＆キャラメル」「ハチミツ メルト」の全4種類。どれも素材の味が生かされているので、ぜひ食べ比べてみてほしいです。 ※季節や時期によって内容が変わります

 

 

「カンパーニュ」ホール：1,400円、ハーフ：700円、1/4カット：350円 ※すべて税込

 

カンパーニュも種類が豊富です。カットして買えるのも嬉しいところ。ハードな見た目に反して、中身はもちっとした触感で、小麦独特の甘みがあります。

 

 

季節のフルーツを使ったカンパーニュもあります ※季節や時期によって内容が変わります

 

赤ワインで煮込んだイチジク、ブルーベリー、アーモンドやくるみが入った「サングリア（赤）」と、アプリコットオレンジ、くるみが入った「サングリア（白）」というカンパーニュもおすすめです。

 

持つとずっしりとした重みで、中にはフルーツがぎっしり。フルーツの爽やかな酸味と甘さが口いっぱいに広がり、ついつい食べ過ぎてしまいます。こちらもきめ細やかなずっしりした生地で、中はもちもちしています。

 

一日の始まりにおいしいパンやおやつに焼菓子があるだけで、幸せな気分になりますよね。谷根千エリアのお散歩とともにに、おいしいパンを買って帰りませんか。

 

Think
住所　東京都台東区上野桜木2-15-６　上野桜木あたり2号棟1階
営業時間　11：00～18：00 ※売り切れ次第終了
定休日　月・火曜
https://www.instagram.com/think_tokyo/（外部サイトへリンクします）