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こんにちは、上野案内所です。明治時代にターミナル駅の上野駅が開業し、早い時期からたくさんの人でにぎわっていた上野エリア。レストランやおみやげ屋さんも集まり、なかには上野が創業地というお店も少なくありません。
そんな老舗の多い上野には、この街で生まれ、長く愛されてきた名物があります!
例えば、デリーのカレーもそのうちの一つ。
デリーのカレーソースは種類豊富。いちばん人気は、さらりとした舌触りとスパイシーな
辛さが特長のカシミールカレー691円。バターチキン734円は具も入っています(いずれも税込)
デリーは、昭和31年に上野で創業したインドカレーの専門店。
現地のレシピを日本人の舌に合わせて改良したオリジナルカレーを提供し、この国にインドカレーの文化を根付かせた重要な存在です。
上野の1号店は、いまもランチタイムなどに行列ができるほど愛されています。
お店の味を自宅で再現できるよう、カレーソースの商品化もされていて、上野案内所では、上野ならではの手みやげとしても人気です。
とろみのあるカラヒ810円(税込)は知る人ぞ知る隠れメニューのような存在
デリーの看板メニューといえば、スパイスが華やかに香るカシミールカレー!
約17種のスパイスと、加熱時間や水分の飛ばし具合、糖度をしっかり管理し、ちょうどよく炒めたタマネギが使われています。辛いだけでなく、旨味、深みも兼ね備えた奥行きのある味わい♪
自宅で楽しむ際、お店の味に近づける秘訣は、鶏肉に塩とカレー粉をまぶして、食べる直前、焼きたてをソースに入れるといいそうです。
お店では、大きな鍋に刻んだタマネギを入れて、時間をかけて炒めています
デリーのカレーは日本の米に合うように、リンゴやニンジン、ジャガイモなど、さまざまな食材を溶け込ませています。
常連客からの「お店のカレーをわけてほしい」という声がきっかけで、昭和55年、満を持して商品化されました。
スパイスとタマネギ、ベーコンを使ったドライカレーペーストも、使い勝手がいいと評判!
こちらは、ざく切りにしたトマトやみじん切りのピーマン、スライスしたタマネギをトッピングするのもおすすめです。
ドライカレーペースト140g583円、ストリングタイプ702円(いずれも税込)
そもそもデリーの創業者・田中敏夫は、戦前、商社マンとしてインドやパキスタン、スリランカに駐在していました。
そして、帰国後にインドで食べたカレーを思い出し、「あのインドカレーを日本に紹介しよう」と考えたそうです。
それからというもの、インドからスパイスを取り寄せて試行錯誤を重ね、デリーを開店した後も、インドの料理学校やレストランで学び続けるほど研究熱心だったとか。
上野を訪れた記念に、創業者の思い入れがいっぱい詰まったカレーはいかがですか?
上野店の店内。ランチタイムに限らず、近隣で働く人々や観光客で日々にぎわっています
【上野案内所 お取扱店】
デリー 上野店
住所 東京都文京区湯島3-42-2
TEL 03-3831-7311
営業時間 11:50~21:30 (L.O)
定休日 無休(年末年始休業あり)
https://www.delhi.co.jp(外部サイトへリンクします)