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2018.05.22佐渡出身の店主がつくる、佐渡の郷土料理に舌鼓を

【上野桜木 菜の花】
上野恩賜公園を挟み、アメ横などの繁華街と反対側にある上野桜木エリアには、寛永寺やその子院が点在しています。
『上野桜木 菜の花』は、その静かな寺町に溶け込むようにして佇む佐渡の郷土料理の店です。
訪れる人を楽しませてくれるのは、日々、届けられる海の幸、山の幸。
今回は、佐渡の旬があふれるとびきりのランチをご紹介します!

 

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店内に飾られている花も、佐渡にある店主の実家の庭に咲いていたもの

 

「佐渡には、逆に名物がないとも言えます」と笑うのは、佐渡出身の店主・石塚忠博さん。
というのも、自然環境に恵まれ、あらゆる食材がそろっているので、何かひとつが突出しているというわけではないそうです。
佐渡沖は暖流と寒流がぶつかり合うポイントで、南から来た魚や北から来た魚が絶えず回遊しています。また、植生の点でも、北限と南限の境目にあたり、両方の農産物が生産可能。
何でもそろってしまうので、特別感はない。ズバリそれが、「逆に、名物はない」という言葉の真相なのです!

 

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旬のお魚の茶漬け1,550円(ランチ)は、予約なしでもOK

 

旬のお魚の茶漬けは、佐渡から直送されてくる新鮮な魚が主役。
荒波に揉まれ、身がきゅっと引き締まっていて、旨味もしっかりしています。
魚はごはんと別添えで、赤身や、脂がのったものなど、3点盛り(種類は時期によって変わります)で用意。
お膳を運んでくれる女将さんから、それぞれの特長を聞くのも楽しみのひとつです。

 

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魚は季節によって異なります。写真は、サワラの焼き霜とマグロ、ブリ

 

いちばんおいしい食べ方も、女将さんが親切に教えてくれます。
まずは、魚を器の底にある特製のゴマだれにまぶし、ごはんと一緒にひと口。
濃厚な旨味と、ゴマの豊かな風味が合わさり、うっとりしてしまいます!

 

 

 

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ごはんは2杯目までおかわり無料なので、つい箸が進んでしまっても安心!

 

そして、残りの魚をごはんの上にのせ、熱いダシをかけていただきます。
熱が通ることで表面が締まり、しかし内側は口どけがよく、その食感がたまりません!
しかも脂の甘みもまろやかになり、さらにごはんが進みます♪
ダシにもこだわっていて、佐渡の番茶と昆布粉を合わせた自家製なんだとか。

 

 

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お茶漬けにする直前、女将さんに声をかけ、熱々のダシを用意してもらいます

 

魚はもちろん、米もおいしいので、気になって産地を確認すると「店主の母が育てたもの」とのこと。
実は、米だけでなく、小鉢に入った品々はすべて石塚さんの実家で採れたもので、「こんにゃくやお野菜も母の手作り」なんだそう!

 

 

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佐渡産食材で作られた品々が目と舌を楽しませてくれます

 

食べ終わる頃には、まるで佐渡にいるような気分♪
ぜひ、じっくりゆっくり味わってください。

 

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落ち着いた雰囲気で、居心地のいい店内

 

上野桜木 菜の花
住所 東京都台東区上野桜木1-10-26
TEL 03-3827-3511
営業時間 ランチ 11:00?14:00(L.O.13:00、日は?16:00、L.O.15:00)、ディナー 17:30?21:30(L.O.20:30)
定休日 月曜(祝日の場合は火曜)
https://r.gnavi.co.jp/mherwpec0000/

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