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東京都恩賜上野動物園のシャオシャオとレイレイは、えさとしてモウソウチク、シノダケ、マダケなどのタケを中心に与えられており、副食であるパンダ団子、ニンジン、リンゴもそれぞれ必要に応じて与えられているそうです。
シャオシャオ 2025年11月20日(1611日齢) 104.6kg(30日前より+6.2kg)
シャオシャオ(撮影日:2025年11月25日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
シャオシャオの健康状態は良好ですが、10月中旬以降、後ろ足の毛が徐々に短くなっていることが確認されています。皮膚などに異常は認められないことから、擦れや部分的な換毛の可能性を考えていますが、引き続き注意深く状況を観察していくそうです。
動物の状態や天候などに合わせて管理場所を変更していますが、パンダにとってすごしやすい季節のため、基本的に室内と屋外を出入り自由にして管理しています。採食、行動については特に異常はなく、良好だそうです。
シャオシャオは2023年7月16日からハズバンダリートレーニング(※)をおこなっています。訓練を積み重ねることによって、パンダにとって少ないストレスで安全に体を触りながらの健康管理ができるようになります。リーリーとシンシンの検疫開始に伴い一時的にトレーニングを中止していましたが、中国に返還されたため、2024年10月25日にトレーニングを再開しました。現在は、これまで実施してきたマウスオープンや採血、血圧測定などのトレーニング項目を継続し、健康管理に努めているそうです。
※ハズバンダリートレーニング
動物の健康な飼育と人間の安全な作業を目的として、動物に自発的な行動をとらせるための訓練
レイレイ 2025年11月20日(1611日齢)95.1g(30日前より+0.5kg)
レイレイ(撮影日:2025年11月25日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
レイレイの健康状態は良好です。動物の状態や天候などに合わせて管理場所を変更していますが、パンダにとってすごしやすい季節のため、基本的に室内と屋外を出入り自由にして管理しています。採食、行動については特に異常はなく、良好ですが、屋外よりも室内の方がタケをよく食べる傾向が見られています。そのため、タケは主に室内で与えるとともに、パンダ団子やリンゴなど嗜好性の高い副食を木の上など高いところに置いたり、場所を分散して置いたりすることで運動不足の解消にも努めているそうです。
レイレイは2023年7月21日からハズバンダリートレーニングをおこなっています。シャオシャオと同じく、リーリーとシンシンの検疫開始に伴い一時的にトレーニングを中止していましたが、2024年10月26日にトレーニングを再開しました。現在は、これまで実施してきたマウスオープンや採血、血圧測定などのトレーニング項目を継続し、健康管理に努めているそうです。
ジャイアントパンダの様子(撮影日:2025年11月25日)
公益財団法人 東京動物園協会提供