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2022年3月にオープンし、「人と人との繋がりを築くよろず屋」をコンセプトに地域に根ざした活動を続けている「ねづくりや」。日本各地から厳選した食品や雑貨の販売、ギャラリースペースの運営、トークショーやワークショップの開催などその活動は多岐にわたります。現在はディナーを中心に営業しており、おいしいお酒と料理を楽しみながらくつろぎの時間を過ごすことができます。

お店の外観。「ね」の文字がトレードマーク

長いカウンターと広々としたテーブル席が心地よい空間を演出
同店では毎月「ご当地フェア」を開催。全国の食文化にスポットを当て、その土地の郷土料理や名産品をテーマにした料理をはじめ、あらゆる魅力を紹介しています。

これまでコラボした都市を紹介している棚

フェア期間中はその都市でのアクティビティなども紹介し、「行きたい」と
アクションを起こすためのきっかけづくりにも力を入れている
お酒は全国各地から取り寄せたクラフトビールや日本酒、ワイン、焼酎など豊富な品揃え。ご当地料理の産地に合わせたお酒を飲むこともできるので、その土地に旅をしたような気分になれるのもうれしいですね。

旬のフルーツのおいしさを閉じ込めた自家製の「漬け込みハイボール」720円(税込)。写真はぶどう。
何があるかはシーズンによって異なるのでお楽しみに

オリジナル焼酎「犬筥INUBAKO(芋/麦)」は長崎県の大島酒造とのコラボ。1杯750円、ボトル4,950円(すべて税込)。
ここでしか味わえないのでぜひお試しあれ
料理は軽いものからガッツリ系まで30種ほどがあり、定期的に入れ替わります。フェア開催中はその土地ならではの特産品はもちろん、失われつつある郷土料理を事前にリサーチし、メニューに取り入れているそう。

ザ・定番の「鶏の塩唐揚げ」3個550円、5個850円(すべて税込)。一切れが大きく、揚げたてはザクっとジューシー!

北九州市の郷土料理「さばのぬか炊き」、「いわしのぬか炊き」各800円(税込)。北九州・下関の地酒とともに

「鹿沼のニラシュウマイ」500円(税込)。鹿沼市の名産であるニラをたっぷり包んだご当地点心。箸もお酒も進んでしまう
フェア開催中に人気だった商品が定番化し、常設メニューになることも。
いただいたぬか炊きは北九州市フェアから定番化した商品。100年にわたって守り継がれてきたぬか床を調味料にして炊く「百年床・宇佐美商店」の商品を取り寄せているそう。さばもいわしも骨までやわらかく、ふっくらと炊かれており、甘辛い味付けと発酵の旨みがたまらない。お酒にもごはんにも合う最高の逸品です。
ここ東京・根津にいながら、地方の郷土料理を味わえるのは楽しく、つい自分の地元トークを誰かと共有したくなる気にさせるのもこの店ならではです。

秘かに人気で盛り上がる「酒ガチャ」700円(税込)。コインを購入してレバーを回すと、賞に応じたお酒が飲める
フェアのスケジュールは来年1月までぎっしり埋まっており、9月は石川県金沢市や栃木県鹿沼市とのフェアを予定。飲食系のイベントはもちろん、伝統工芸が特色ある地域の場合はそれを伝えるワークショップなども企画しています。その土地の文化を学び、伝え、繋いでいくことを目的に「その地域に行ってみたい」と思うような楽しいきっかけづくりを考えているそうです。
今年(2025年)から始めた「地域連携弁当」もそんな取り組みのひとつ。フェア開催前後にその土地の食材を使用したオリジナル弁当を販売しており、その地域の魅力を発信しています。
地域との繋がりを生み出すハブとなっているねづくりや。単なる飲食店にとどまらない、まちに根ざした「学び舎」は今も太く、深くその根を広げています。

スタッフの千葉さん「活気ある街づくりの一端を担えるようこれからも走り続けます」
フェアやイベントなどの告知はホームページやインスタグラムでチェックしてみてくださいね。心が豊かになる学びや出会いが待っていますよ。
ねづくりや
住所 東京都文京区根津2-22-10 カノン根津1階
TEL 03-5809-0326
営業時間 18:00〜22:00(L.O.料理21:00ドリンク21:30)
定休日 水曜
東京メトロ千代田線根津駅徒歩5分
ホームページ
https://nezukuriya.com(外部サイトへ移動します)
インスタグラム
https://www.instagram.com/nezukuriya