【東叡山寛永寺】創建四百周年記念事業　根本中堂天井絵「叡嶽双龍」展　開催！

2025.01.21【東叡山寛永寺】創建四百周年記念事業　根本中堂天井絵「叡嶽双龍」展　開催！

2025年 1月22日（水）～28日（火）、松坂屋上野店では、

創建四百周年を記念する象徴的な事業として、寛永寺総本堂根本中堂の天井に、

縦約6メートル、横約12メートルに及ぶ壮大な天井絵「叡嶽双龍」が奉納されます。
この天井絵を手がけたのは、日本画家であり東京藝術大学名誉教授の手塚雄二氏。
完成までに5年の歳月を費やし、数百年の歴史を刻んだ天井板に直接描かれた本作は、

阿吽（あうん）の二龍が天空から降りてくる姿をダイナミックに表現しています。

今回の展覧会は、天井絵「叡嶽双龍」を間近で鑑賞できる奉納前最後の貴重な機会となります。

「叡嶽双龍」

東都上野東叡山全図

東叡山寛永寺は寛永2 (1625)年に、徳川幕府の安泰と万民の平安を祈願するため、

江戸城の鬼門(東北)にあたる上野の台地に、

慈眼大師(じげんだいし) 天海(てんかい) 大僧正によって建立されました。

後に第四代将軍・徳川家綱公の霊廟が造営され将軍家の菩提寺も兼ねるようになり、

また東叡山主を皇室から迎えた(輪王寺宮)ことで、

江戸時代には格式と規模において我が国随一の大寺院となったのです。

今回の創建四百周年記念事業は、天海大僧正の願いをさらに広め、

寺院の歴史と伝統を次世代に継承し、永く世の平穏を祈願し続けてゆくために、

寺院の荘厳の修復とさまざまな行事を通じて、

心の学びと交流の場となることを目指しています。

貞秀　東叡山図

【特別公開】

寛永寺秘蔵　歴代将軍肖像画

通常は正月の二日間のみ公開される

寛永寺秘蔵の歴代の徳川将軍15名の肖像画も特別に展示いたします。
寛永から令和へ。

徳川の時代から四百年を経て今に継ぐ、上野に刻まれた歴史をご体感ください。

松坂屋上野店HP：

東叡山寛永寺　公式HP：

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＜イベント＞

東叡山寛永寺第32世貫主浦井正明氏と
東京藝術大学名誉教授手塚雄二氏によるトークショー

◆1月25日(土)　14時～(約30分)

※イベントに伴い、入場制限をする場合がございます。
※ご予約は承っておりません。
※「叡嶽双龍」は13時～15時の間はお近くでご覧いただくことはできません。

あらかじめご了承ください。

【重要なお知らせ】
東叡山寛永寺の浦井正明氏が、急遽都合によりトークショーを欠席されることとなりました。
イベントは手塚雄二氏御一人のトークショーとなります。
何卒、ご理解の程宜しくお願いします。

＜併催＞

「叡の会」

加来万周・永井健志・松下雅寿

賛助出品　手塚雄二

巨大な天井板に直接描画するという類まれな手法が用いられた本天井絵は、

手塚氏が様々な技術を模索しながら、

自身を師と仰ぐ加来万周、永井健志、松下雅寿の三氏の助力を得て完成にいたりました。
小下図から大下図へと書き起こす作業には半年もの時間を要し、その困難さがうかがえます。

完成を記念して同会場にて展示販売される本催では、

現代美術としての日本画を牽引する手塚氏と、
その伝統と技法を受け継いだ三者三様の世界をお楽しみいただけます。