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こぢんまりした店内に、スパイスのいい香りがふわり。ここ、蔵前のJULLEY chai stand and bakeは、茶葉をしっかり煮出して作るチャイが評判です。
「理想はインドのチャイ屋さん」と旅を思い返し、にっこり笑う店主のyukiさん。これまでインドには何度も訪れていて、そのたびにカフェや屋台など、いろいろなお店でチャイを飲んでいるそうです。
マサラチャイ600円。焼き菓子は手前から時計回りに「レモンとグリーンペッパー」450円、
「デーツケーキ」400円、「カカオ&ココナッツ オートミールクッキー」380円(すべて税込)
インドでは、チャイは日常の飲み物。どの店もふらっと立ち寄れる、気さくな雰囲気だといいます。
「あちらでは私は外国人ですが、地元の人たちと並んでチャイを飲むうちに自然と受け入れてもらえるんです」
そんなyukiさんの店にも、それと似た空気が満ちています。
テイクアウトもできますが、店内で過ごすひとときもいい
壁にはインドの生活や風景を伝える写真が飾られています
yukiさんの作るチャイは、まろやかさが特長。シナモンやカルダモンを使いつつ、スパイシーな刺激は控えめにしてあります。むしろ茶葉を多めに使い、しっかり煮出して濃く抽出することで、その風味を十分に生かすことが肝心。ひと口目から穏やかな甘み、スパイス特有の華やかな香りを感じ、じわじわと癒されていきます。
「マサラチャイ」のレシピは季節や天候に合わせて調整。取材時は11月の肌寒い日で、ショウガを使用していました
チャイが鍵となってコミュニケーションが生まれる。飲み終わるまでの間、店内でyukiさんとおしゃべりするのも楽しい。yukiさんにとってスパイスとは「表情を豊かにしてくれるちょっとしたきっかけ」。あっと驚くような刺激ではなく、日々を彩るアクセントのような役割です。
チャイがまろやかだからこそ組み合わせる焼き菓子によって味わいに変化が生まれ、楽しみ方が広がります
カウンターには、季節の食材やスパイスを使った焼き菓子がずらり。すべてyukiさんがスタッフと一緒に手作りしたものです。「カカオ&ココナッツ オートミールクッキー」や、米粉を使ったレモンケーキ「レモンとグリーンペッパー」など、グルテンフリーのものも。チャイと相性のいいラインナップが豊富に揃っています。
どれにしようか迷ったらyukiさんに相談するのがおすすめ。そうやって始まる会話もこの店の醍醐味の一つ
種類が豊富なので、いろいろ組み合わせておみやげにするのもいい
蔵前は浅草が近く、最近では外国人観光客も増えているそう。周辺のホテルに宿泊し、目覚めの一杯を飲みに来る人も多い。午後は地元の人がひと休み。一日のうちにさまざまな人が訪れるこの店に、ぜひ気軽に足を運んでみてください。
木・金曜限定で、10:00~13:30のランチタイムに「デリボックス」などごはんものも用意
JULLEY chai stand and bake
住所 東京都台東区蔵前3-22
営業時間 木・金曜8:00~16:00(デリボックスは10:00~13:30)、土・日曜9:00~17:00、祝日9:00~16:00
定休日 月・火・水曜
https://www.instagram.com/julley_chai_spice/(外部サイトへ移動します)