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2024.10.17【HANARE COFFEE STUDIO】珈琲豆が本来持っている甘みを引き出したコーヒー

根津神社を参拝しに来る人や、下町の景色を楽しむ観光客も行き交うエリア。風に揺れる暖簾が参道の景色によくなじんでいます。HANARE COFFEE STUDIOは、今年7月にオープンしたコーヒー専門店。抽出方法にこだわった甘みのあるコーヒーを目当てに、人々が足を運びます。

 

画像「ドリップコーヒー」800円。コーヒーサーバーで提供し、たっぷり2杯分。「プリン」600円(すべて税込)

 

画像根津駅に程近い人気のカフェ、MATCHA&ESPRESSO MIYANO-YUの姉妹店としてオープン


この場合の「甘み」というのは、珈琲豆が本来持っている果実としての甘みのこと。いわゆるコーヒーらしい苦味と共に、フルーティな甘みがふわっと広がります。「コーヒーは、酸味と苦味のバランスがよくなるよう、適正な方法で抽出すると、甘く感じるんです」とバリスタのKUROさん。カウンターでドリップの様子を見せてもらいながら、そんなふうにおいしさの秘訣を教わるのも楽しい。

 

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KUROさんは、HANARE COFFEE STUDIOでの品質管理やバリスタトレーニングを担当

 

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ドリッパーは複数取り揃え、普段は陶器のORIGAMIドリッパーを使用。

お湯の通りがよく抽出スピードも早いため、クリーンな味わいになるそう。希望すれば変更も可能

 

HANARE COFFEE STUDIOには「ストーリーを伝える珈琲屋」という異名も。珈琲豆を自家焙煎していますが、その豆を生産している農園の存在も真摯に伝えています。提供するコーヒーには毎回カードを添え、そこには味の特徴だけでなく、農園についての解説も記載。会ったことのない生産者の顔を想像しながら飲むと、より味わい深く感じられるから不思議。

 

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コーヒーを注文すると一緒にもらえるカード。奥深い世界に興味が湧く

 

なみに、スイーツはKUROさんのお手製。バリスタが作るスイーツは、しっかりコーヒーを引き立ててくれます。おすすめは、卵、牛乳、三温糖だけというあえてシンプルな材料で作ったプリン。食べ応えのあるサイズと固めの食感もポイントです。

 

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プリンは香りも控えめ。コーヒーの風味を邪魔しないよう、バニラも使用しない

 

一方、じっくり椅子に腰を落ち着け、一人でコーヒーと向き合うひとときも格別。カフェラテの珈琲豆は日替わりなので、訪れるたびに異なる味わいに出会えます。エスプレッソマシンは理想の味を作るために細かい調整が必要で、「同じマシンを使っても担当者ごとに個性が表れます」。そう聞くと、ひと口ひと口、もっと大事に味わいたくなります。

 

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モノトーンをベースにしたシンプルな内装が落ち着く

 

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カフェラテ850円(税込)。後味がすっきりしていて、口の中にかすかに残る甘みも穏やか

 

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KUROさんのラテアートは飲み進めていっても形が崩れず、きれいな形まま。それもバリスタの技術が高い証

 

コーヒーへの興味を広げてくれるHANARE COFFEE STUDIO。一度足を踏み入れたら、きっとまた訪れたくなるでしょう。

 

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HANARE COFFEE STUDIOがある根津神社の参道。通りには穏やかな空気が漂う


HANARE COFFEE STUDIO
住所 東京都文京区根津1-22-10
営業時間 13:00~18:30、土・日曜・祝日13:00~18:00
定休日 水曜
https://www.instagram.com/hanare_coffee/(外部サイトへリンクします)

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