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東京メトロ千代田線の湯島駅からほど近いオフィスビルが建ち並ぶ一角に、この街で50年以上営業を続けている喫茶バードがあります。この店に、知る人ぞ知る名物「まぐろ丼」があることをご存知ですか? ランチタイムには上野・湯島界隈のワーカーや近隣住民がその味を求めてひっきりなしに訪れるそう。
お父様から2代目を受け継いだ田邊智子さんにお話を伺いました。
「先代の頃はスパゲティーやカレーライスなど、いわゆる喫茶店のメニューをお出ししていましたが、豊洲の卸業者をしている知り合いの方のおかげで、いいまぐろを豊洲から直送できるようになったんです。もう20年以上まぐろがメインの店としてやっています」
店主の田邊智子さん。ご主人が厨房で調理を担当している
「まぐろ丼」がテーブルに運ばれてくると、まずその盛り付けに胸がときめきます。赤身、中トロ、ネギトロなどまぐろのさまざまな部位が堪能できて、最後まで食べ飽きることがありません。ご飯の量もちょうどよく、手作りの大根の漬物がいい箸休めに。温かい小うどんに入っているわかめは、鳴門海峡産のものにこだわっているそうで、ほっとする美味しさで和みます。コロナの流行以降、客層が変わったこともあり、現在は「まぐろ丼」と「まぐろ刺身定食」、「焼肉弁当」の3つのメニューに絞って提供しているそうです。
「まぐろ丼(小うどん付)」税込1,100円(ドリンク付はプラス200円)。
このボリュームでこの価格は、ファンが多いのもうなずける
人気メニューの一つ「バナナジュース」税込620円(テイクアウトは税込432円)。
ミルクとバナナの優しい甘さに浸れる一杯
普段はランチタイムのみの営業ですが、予約制で宴会もできるそうです。お刺身はもちろん、まぐろの春巻きや尾肉をまるごと焼いたステーキなど、希少な部位が堪能できるまぐろづくしの内容で提供しています(飲み放題付一人税込6,600円 ※2時間制、4名より受付)。一年を通して〆に鍋が出てくるのもいいですね。
のんびり一人のランチタイムも、ワイワイまぐろ料理を囲む宴会も、どちらもおすすめの喫茶バード。周りにはちょっと秘密にしておきたい、とっておきの喫茶店です。
店内の本棚には、50年以上の歴史を感じる漫画本がずらり
2羽の鳩のイラストが可愛らしい喫茶バードのオリジナルマッチ(非売品)
東京メトロ銀座線末広町駅から徒歩3分、東京メトロ千代田線湯島駅から徒歩4分。青い看板が目印
喫茶バード
住所 東京都千代田区外神田6-10-11
TEL 03-3832-5565
営業時間 平日11:00~14:00 ※予約がある場合のみ夜営業あり
定休日 土日祝
https://www.instagram.com/bird11488/ (外部サイトへ移動します)