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2024.04.30【菓子屋シノノメ】伝統が息づく職人街に焼き菓子の香りが漂う

古くからものづくりが盛んな街として知られる蔵前。伝統文化が息づく職人街に、ここ数年、カフェや洋菓子店、雑貨店などが増え、新しい人の流れが生まれています。その火付け役の一つが、2017年にオープンした菓子屋シノノメ。ずらりと焼き菓子が並ぶ店内に足を踏み入れると、気持ちが一気に華やぎます。

 

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写真奥にある引き出しが並んだ棚は、アメリカで使われていたアンティーク

 

アンティークでまとめられた店内は、シックで落ち着いた雰囲気。それでいて、木彫りの熊や鹿の置き物が随所に散りばめられ、目に入ると気持ちがほっこりします。陳列棚で商品を並べるために使われているお皿は、フランスのアンティークなのだとか。古いものと新しいものが調和する蔵前の風景に、お店がしっくりなじんで見えます。

 

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木枠のショーケースが焼き菓子の魅力を際立たせています

 

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マドレーヌは、毎朝焼きたてを店頭に並べています

 

見渡すと、店内にはクッキーやマドレーヌ、パウンドケーキなどが並び、フレーバーはさまざま。全部で常時20種類以上あり、通年商品だけでなく、季節に合わせて作られる商品も少なくありません。例えば、同じようにショコラを使ったものでも、冬はダークでどっしりした味わいのものを、夏にはさっぱり食べられる後味が軽いものを用意。気候が暖かくなってくると、レモンやミントを使った爽やかなラインナップが登場し、人気を呼んでいます。

 

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「苺とホワイトチョコのパウンドケーキ」460円、「ココナッツメレンゲ」1袋30g入り450円(いずれも税込)

 

断面が美しい「苺とホワイトチョコのパウンドケーキ」は5月頭までの販売(予定)。口溶けのいいホワイトチョコで覆われ、甘みがふわっと広がります。生地はしっかりと密度がありながら、キメが細かく、口の中でほろりとほどける。イチゴとフランボワーズのソースが潜み、コーヒーや紅茶とも相性がいいです。

 

春先に登場したのは「ココナッツメレンゲ」。ココナッツのコクのある甘みが印象的で、隠し味のオレンジがほのかに香ります。カリカリした歯触りが楽しくて手が止まらなくなる、なんてことも。

 

個性あふれる季節限定商品には、毎年それを目当てに訪れるファンもいるそうです。

 

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少量ずつ包装されているので、ちょっとした贈り物にもぴったり

 

スコーンは「全粒粉と発酵バターのスコーン」そして季節限定が2種類、週末限定が1種類。毎朝焼きたてを並べているので、小麦の風味が豊かに感じられます。表面はサクッとして香ばしく、内側はしっとりしてややソフトな食感。食べるまでに少し時間が経ってしまった場合は、ラップで包んで電子レンジで30秒〜1分温めると中がふわっとし、さらにトースターで3〜5分焼くと外側のカリッとした食感が復活するそうです。

 

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春限定のスコーン「胡桃とチョコ」360円(税込)

 

通年商品で人気があるのは、見た目以上に食べ応えのある「フロランタン」。アーモンドスライスのヌガーを流し込んで焼き上げた、厚みのあるクッキーです。表面にはぎっしりアーモンドを纏い、香ばしさと、ザクッとした歯応えが癖になります。

クッキーも季節限定商品が多く、夏はパインクッキーが人気だとか。

 

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「フロランタン」2本入り510円(税込)。男性ファンも多いそう

 

近頃ますます、カフェや雑貨店が増え、たくさんの人がこの街を目指してやってくるようになりました。菓子屋 シノノメの系列店である喫茶 半月、シノノメ製パン所、道具屋 noboriを巡るのもおすすめです。

 

なお、菓子屋 シノノメのスコーン、マドレーヌは、休日には15時頃に完売することも。蔵前さんぽにおでかけの際には、早めにスタートするのがおすすめです。

 

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インテリアの魅力を味わうためにも、実際にお店に足を運びたい

 

菓子屋シノノメ
住所 東京都台東区蔵前4-31-11 1F
営業時間 12:00〜19:00
定休日 水曜
https://shinonomekuramae.stores.jp/(外部サイトへリンクします)

※新型コロナウイルス感染状況により、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。来店時は事前に店舗にご確認ください。
※ご自身の体調が優れない場合は、来店を遠慮するなどの配慮をお願いいたします。また、それぞれの感染防止対策等にもご協力ください。

 

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