TOPICS
注目記事
新御徒町駅と蔵前駅のちょうど中間にある住宅街の一角に、止まり木のようにして立ち寄れるお茶屋さんがあります。
「norm tea house」を訪れたのは土曜日の昼下がり。地元の方や海外からの旅行者など、人種、国籍、年齢問わず寄り集まり、バルでお酒を飲むようにして思い思いに日本茶を楽しんでいたのが印象的でした。
古民家を改装して作ったオープンな空間
学生時代からお茶に魅せられて、さまざまなイベントに顔を出していたというオーナーの長谷川愛さん。旅行で訪れたポートランドで、その場でカジュアルにテイスティングしながらワインを買えるショップをみつけて、こんな風にわいわい楽しく話しながら日本茶を買えるお店を作りたいと思ったのが最初のきっかけだといいます。
5坪の店内は、基本的にスタンディング形式
初対面人同士が自然とお茶を飲みながら会話を始めるという光景を何度も目にしました。街のコミュニティスペースのような風通しのいい和やかな空間で、入った瞬間にほっと心がほぐれます。
九州地方を中心に直接農家から仕入れた選りすぐりの茶葉が売られています
茶葉は現地に足を運び、顔見知りの信頼がおける方から仕入れているといいます。産地は九州地方が中心。宮崎の山の方や熊本、佐賀、静岡、茨城などのお茶を取り揃えています。
お茶の香りを楽しみつつ吟味する時間も楽しい
店内に並ぶ茶葉の一つひとつに、収穫タイミング、焙煎法、香り、飲み方などが書かれていて、オーナーのお茶愛が伝わってきます。散々悩んだ末に、今回はレモングラスが入ったハーブブレンドティをオーダーしました。
茶筒がずらりと並ぶカウンター席
カウンター席でお茶を飲みながら、会話を楽しむお客さんたち。近所の人がふらりと集って、お茶を飲みながらお喋りをしているような緩さがまたいいんです。
茶器を温めながらもじっくり丁寧にお茶を淹れてくれます
お茶を淹れる美しい所作を眺めるのも癒しのひととき。日本茶をおいしくいただくコツって知っているようで知らなかったな、と。お茶の種類ごとに蒸らす時間も変えているそう。
「釜炒り茶と、レモングラス」660円(税込)
ひんやり冷えたお茶が、ワイングラスに入って出てくるので、お酒を楽しんでいるような気分にさせてくれます。
日本茶の香りと一緒にレモングラスの爽やかなフレーバーが口いっぱいに広がって驚きました。喉が渇いたときにごくごく飲みたくなる爽やかさ。
好きなお茶を選んで3種類の飲み方から選べます。「HOT TEA」1,000円、「ICE TEA」660円、「TEA with MILK」710円 ※すべて税込
気になるお茶があれば、無料でテイスティングすることができます。お家時間を楽しむために、お気に入りの一杯を探しに訪れてみてはいかがでしょうか。
norm tea house
住所 東京都台東区三筋1−11−8
営業時間 月曜 12:00〜17:00、土・日曜 12:00〜18:00
定休日 火~金曜
https://normtea.myshopify.com/(外部サイトへリンクします)