上野界隈にある、豆からこだわる珈琲店やカフェを特集！
自家焙煎の豆を購入して自宅で淹れるのもよし。テイクアウトしていただくのもよし。イートイン情報も交えながら、美味しい一杯を提供するお店をご紹介します。
今回ご紹介するのはコーヒースタンド「WOODWORK Welcome COFFEE」。無垢の木材を活かした家具ブランド「WOODWORK」では、職人が商品を一つひとつ手作りしています。その店の入口にカフェスペースがあり、木のぬくもりが満ちたほっと和める雰囲気の店内。家具を見に来たついでに、あるいは散策の途中に、バリスタが淹れてくれた一杯を気軽に味わえます！

店内に自社製造の木工家具や雑貨が並びます。「ハンドドリップコーヒー（アイス）」430円（税込）

メニュー表を見ると、ハンドドリップコーヒーは「本日のブレンド」と「本日のシングルオリジン」に分かれています。さらに、シングルオリジンには、深煎り、浅煎りがそれぞれ1～2種類ずつあり、複数の選択肢からより好みに近いものを選ぶことができます。迷ったら、相談がてらコーヒー談義をするのも楽しい。
バリスタの滑川さんは、世界で最も権威あるコーヒー協会の日本支部、SCAJ（Specialty Coffee Association of Japan）が主催する国内大会で準優勝したほどの腕前です。おすすめを教えてくれたり、時にはその場でブレンドするなど、ぴったりの豆を提案してくれるでしょう。注文後に一杯ずつ丁寧に抽出してくれ、飲んでみると味や香りに豆そのものの魅力が表れて、雑味がなく口当たりまろやかです。

淹れてくれるのを待つ間、スタッフとコーヒーや家具の話をするのも楽しい

使われている豆は「WOODWORK Welcome COFFEE」のオリジナル。深煎りは、江東区北砂の「Double E Coffee」が手掛けています。また浅煎りは月替りで、全国のロースターから滑川さんがセレクトし、焙煎してもらっているもの。店内の椅子に座って飲んだり、天気のいい日はテイクアウトし、街を歩きながら、または目の前の公園で休憩しつつ、というのも味わい深いでしょう。

店の軒先にはカウンター席も。緑に囲まれて気持ちよくゆっくり過ごせます

一方、エスプレッソマシンは少し特殊なものを使っているとか。「一般的な、抽出ボタンを押してコーヒーを淹れるタイプをオートマ車に例えるなら、当店のマシンはマニュアル車のよう」と滑川さん。手間はかかりますが、ハンドドリップのように微調整でき、バリスタの個性を表現することも可能。コーヒーらしさを感じられる深煎りのエスプレッソは、甘みを加えることでまた違う味わいを教えてくれ、カフェラテにしたり、アイスをトッピングしてフロートにするのもおすすめです。

お好きなコーヒーに＋100円でフロートに。「カフェラテフロート」550円（税込）

旬の果実で作るゼリーやシロップを使ったソーダも人気。ゼリーもシロップも自家製で、素材の味や食感を引き出しています。主役となるフルーツによって、シロップもそれに合うようハーブを使ったり、異なる果実を使ったり、組み合わせを工夫。家族連れが来店し、お父さん、お母さんはコーヒー、子どもはフルーツゼリードリンクを堪能する光景も珍しくありません。

「フルーツゼリードリンク」580円（税込）。写真は、キウイゼリーとレモンマートルのシロップをソーダで割っています

豆の販売もしているので、自宅でコーヒータイムを楽しむのもいいかもしれません。売り場には、家具に混じって、オリジナルのカトラリーやコースターなどが並ぶ雑貨コーナーもあります。「WOODWORK」の商品はすべて、店の地下にある自社工房で作られたもの。コーヒーの香りと手仕事のぬくもりを感じ、どうぞリラックスしてください。

店の地下にある工房。主に個人客や店舗内装などを中心にオーダーメイドの家具を製造しています

WOODWORK Welcome COFFEE
住所　東京都台東区台東4-14-8　1階
TEL　03-3833-2797
営業時間　10：30～18：00（L.O.17：30）※新型ウイルスの影響のため短縮営業中　平日・土曜11：00～17：30（L.O.17：00）、日曜13：00～17：30（L.O.17：00）
定休日　火・水曜
https://woodwork.co.jp/studio_news/2017/05/woodwork-welcome-coffee.html（外部サイトへリンクします）