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上野界隈には個性豊かなパン屋さんがたくさん存在します。
朝・昼ごはんに、そしておやつにぴったりな惣菜パンや菓子パンなど、バラエティ豊かにご紹介します。
今回ご紹介するのは千駄木の不忍通り沿いに位置する「大平製パン」。レトロな引き戸の向こう側には、看板商品のコッペパンや焼き菓子が並んでいます。
近所に住むおなじみの常連客や、谷根千散策のお客さんなど、訪れる人はさまざま。子どもからお年寄りまでたくさんの人に愛される街のパン屋さんです。
紅白のひさしと、引き戸を縁取る緑の木枠がかわいい「大平製パン」
「大平製パン」は、動物パンで知られる根津の人気店「Bonjour mojo2(ボンジュール・モジョモジョ)」の2号店。2014年6月、店主の大平由美さんが実家の店の味を引き継ぎ、オープンしました。大平さんの実家は福島県にあり、3代に渡る老舗のパン屋なのだとか。コッペパンが名物で、その味を千駄木の「大平製パン」でもお届けしています。
コッペパンには、愛嬌のあるマスコットキャラクターが焼き印されています
ショーケースには、コッペパンで作った調理パンがずらり。神奈川県の昔の味たまご農場から届く取り立て卵を使った「たまごドック」をはじめ、「ナポリタン」「やきそば」「ホットドック」など、具材はバラエティ豊かです。「本日の調理パン」として、カレーやベーコンポテトが登場することも。どれにしようか迷うのも楽しいひとときです。
「たまごドック」320円(税込)を含め、10種類前後の調理パンを用意(売り切れ次第終了)
あむっと頬張ると、コッペパンのソフトな食感にほっこり。噛みしめると味わいが増し、食欲もぐんと増します。期間限定の商品があり、それを目当てに訪れる常連客も多いとか。この夏は、「クリームチーズ&レモンあん」が評判です(終売時期は未定)。
左から、「クリームチーズ&レモンあん」220円、「クリームチーズ&ブルーベリージャム」220円、「めんたいポテトサンド」300円(すべて税込)
近所の製餡所で作ってもらっているあんこや、こだわりのジャムを使うスイーツ系は、注文した後にその場で挟んでもらえるのが嬉しい。できあがりを待つ間、他の商品を見るのも醍醐味の一つです。
店内にはスコーンやラスク、クッキーもあり、おやつやちょっとした手みやげにおすすめ。なかでもラスクは、その時々多く焼きすぎたパンを使って作るので、シナモンロール、イチジクフランスなど、日によって並んでいる種類が異なるそうです。
ラスク1袋200円〜(税込)。食べ始めると、手が止まりません
足を踏み入れるだけでワクワクさせられる街のパン屋さん。コッペパンサンドをテイクアウトして、不忍池のほとりでかぶりつくなんていかがしょう?
他にもバゲット、食パンなど、日々の食卓にぴったりのパンも勢揃い。千駄木周辺へお越しの際には、ぜひお立ち寄りください。
木箱に並べられた愛情たっぷりの手作りパンにそそられます
大平製パン
住所 東京都文京区千駄木2-44-1
TEL 非公開
営業時間 8:00~19:00
定休日 月休(不定休あり)
Instagram @ohiraseipan