冬の訪れとともに、空気が澄んで美しい景色が心に染みる時期。上野が、すき。では、上野恩賜公園にある文化施設の楽しみ方についてご紹介していきます。

今回紹介する東京国立博物館のミュージアムショップは、都内にある同様の施設と比べても抜きん出て品揃えが豊富。オリジナル商品だけでも約1500点あり、アート鑑賞後の買い物は博物館を訪れる楽しみの一つでもあります。

ミュージアムショップは本館の1階に位置。広い空間にバラエティに富んだ品々が並んでいます

まず目を引くのは、ずらりと並んだ埴輪グッズの数々。これは、東京国立博物館を代表する収蔵品の一つ、「埴輪　踊る人々」がモチーフになっています。
とぼけた表情とユニークなポーズが可愛らしく、ぬいぐるみや玩具、手袋やソックスのような身に着けるもの、文房具など、バリエーションはさまざま。来館の記念に、または親しい人へのおみやげにいかがでしょうか。

「埴輪　踊る人々」をモチーフにしたぬいぐるみ 各種1,980円（税込）。思わずポーズを真似したくなります

はにわミトン1,760円（税込）は学生や大人にも人気。緑、赤、茶の3色あります

クリアファイルなどの文房具は、デザインがいろいろあるので、どれにしようか迷うのも楽しい。埴輪や土偶をあしらったデザインは、最近登場した新商品だそうです。
手ぬぐいも普段使いでき、ここでしか手に入らない色柄が揃っていると好評。洋服とのコーディネートを考えるのも楽しそうです。

クリアファイルはサイズ展開が幅広く、いろいろな用途に使えます

手ぬぐいを家族や親しい人たちと色違い・柄違いで揃えるのもいい

都内の老舗とコラボしたお菓子など、食品類も見逃せません。
「八橋蒔絵螺鈿硯箱（やつはしまきえらでんすずりばこ）缶入クッキー」は、大正時代に創業した東京會舘のロングセラー商品「プティガトー」を、これまた博物館を代表する収蔵品の一つ「八橋蒔絵螺鈿硯箱」を模した缶に詰めたものです。缶のサイズは、実物と同じ比率で縮小し、雰囲気もそのままに再現。
ちなみに食品類は他にも、山本海苔店のお茶漬けや、榮太樓總本鋪のひとくち煉羊羹、飴とのコラボなど多岐に渡り、観光客にも人気です。

「八橋蒔絵螺鈿硯箱缶入クッキー」1,080円（税込）。食べ終わっても缶はもったいなくて捨てられない。クッキーは24個入り

ショーケースの中には、ネックレスや指輪といったアクセサリーも。職人による手の込んだ細工が見事で、つい見入ってしまいます。
東京国立博物館のミュージアムショップは、ここだけで30分以上費やせるほど見るものが多い。リーズナブルなものから、このようなとっておきの一品まで実に盛りだくさんです！

「2020年の壁掛けカレンダー」2,200円（税込）は、歌川広重の「名所江戸百景」

東京国立博物館 ミュージアムショップ
住所　東京都台東区上野公園13-9東京国立博物館内
TEL　03-3822-0088
営業時間　9：30～17：00（金曜・土曜は～21：00、博物館への入館は閉館30分前まで）
定休日　月曜（月曜が祝日の場合は営業し、翌火曜に休館。GW期間とお盆期間中は、原則として無休）、年末年始
https://www.tnm.jp/ （外部サイトへリンクします）