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夏の定番スイーツといえば、かき氷! この夏、上野が、すき。では上野エリアのバラエティ豊かなかき氷をご紹介していきます。
近隣のビジネスマンや買い物客、観光客で一年中にぎわう上野アメ横。その一角に、夏の間だけ現れるお店があります。その名も、四代目大野屋氷室。氷を知り尽くした氷屋が営む、かき氷専門店です。
毎年夏の間だけ、Barヒダリキキの店舗を間借りして期間限定営業しています
四代目大野屋氷室の母体、大野屋氷室本店は、1945年に氷屋として創業。ちょうど第二次世界大戦が終わった年で、焼け野原となった東京・日本橋でリヤカーを引き、飲食店やバーに氷を販売していたそうです。時を経て2017年にオープンしたのが、上野のかき氷専門店。氷そのものの魅力を直接人々に伝えるため、四代目大野屋氷室の看板を掲げて店を立ち上げました。
自慢は、独自の製法で作られた「生氷R?」。
一般的に氷は、水をマイナス域の冷凍庫に入れて凍らせるものですが、こちらでは徹底した温度管理による、一切冷凍しない昔ながらの作り方と保存方法を採用しています。
さらに、135kgほどある氷柱の中から、特にかき氷に適した約12kgだけ切り出し、生氷Rとして使用。
見た目も透明できれいな生氷は、口どけがよく、雑味のない澄んだ味わいでシロップとも相性ぴったりです。
「大野屋のいちごみるく」600円(税込)。食感を守るため、盛り付ける際にあえて氷の形を整えないのが大野屋流
削り方一つで味が変わってしまうそう。その技術を身につけているスタッフのみがおこなえます
氷を削るのにも修行がいるそうで、技を身につけたスタッフは「削り手」と呼ばれているのだとか。
氷の目に沿って削られたかき氷はふわっふわで、口に入れるとサッととけ、さらりと体に染み込むようです。人気の「大野屋のいちごみるく」は、有機完熟とちおとめを使った自家製シロップをてっぺんにたっぷりと。いちごの甘酸っぱさや果実の食感が舌を楽しませ、ミルクソースの甘みがどこか懐かしい気分にさせてくれます。
カウンターに自家製シロップがずらり。フタを開けると果実の香りがふわっと舞います
四代目大野屋氷室はとにかくメニューが豊富。基本的に、日替わりメニューのシロップはなくなり次第終了し、入れ替わるようにしてどんどん新メニューが登場します。
アンデスメロン、梨、イチジクなど、その時々で手に入った材料をアレンジしたものから、チョコレートや紅茶を使ったアイデア満載のものもあり、どれも気になります。
今年の営業は9/30まで! 期間限定の味をチェックしてみてください。
上野アメ横のメインストリートを外れた路地にあります。風にはためく「氷」の旗が目印
四代目大野屋氷室
住所 東京都台東区上野6-14-1
TEL 050-5438-8636
営業時間 平日12:00?17:00、土・日・祝11:00?17:00(いずれもL.O.16:50)
定休日 無休(2019年は6/1?9/30まで夏の期間限定営業)