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2頭とも健康状態は良好で、性別については、子ども(#1)はオス、子ども(#2)はメスと判定されました。
※出産後の6月23日に取り上げて保育器に移した子どもを「子ども(#1・オス)」、出産後シンシンが抱いていた子どもを「子ども(#2・メス)」。なお、個体の認識間違いを防ぐため、子ども(#1)の背中に印がつけられていましたが、現在ではほとんど消失。再度印をつける予定はないそうです。
左 #2・メス、右 #1・オス 27日齢の子どもたち(撮影日:2021年7月20日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
目の周り、耳、肩から前後肢などに黒い毛が生え始め、黒色模様がさらに濃くはっきりとしてきました。白い毛も一段と伸びて、見た目は綿毛のようにふわふわ。眼はまだ開いていないものの、瞬きをするようにまぶたをぎゅっと閉じるしぐさを頻繁にしているそうです。
子ども#1・オス 2 6日齢(撮影日:2021年7月19日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
子ども2頭 22日齢(撮影日:2021年7月15日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
子ども#2 メス、19 日齢(撮影日:2021年7月12日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
シンシンが1頭を世話している間、もう1頭は保育器で飼育(入れ替え期間は5日間程度)。引き続き、シンシンから搾乳した母乳に人工乳を加えたものを与え、成長に伴い1回あたりの哺乳量が増えて哺乳間隔も長くなっているとのこと。それに伴い、落ち着いて寝ている時間も4~5時間に。
子ども#1 15日齢(撮影日:2021年7月8日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
前回お知らせした時点から2週間経ち、体重、体長を比較すると生育順調な様子がわかります。
子ども(#1)
7月20日(27日齢)体重835g、体長27.5cm/7月6日(13日齢)体重286g、体長18.0cm
子ども(#2)
7月20日(27日齢)体重931g、体長28.0cm/7月6日(13日齢)体重319g、7月3日(10日齢)体長18.0cm
子ども#2 13日齢(撮影日:2021年7月6日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
一方シンシンは落ち着いたようすで子育て。排泄や採食の際、短時間ではあるものの子どもから離れる行動も観察されています。これはシャンシャンを育てていたときにも見られた行動で、子どもが順調に生育し、安心して子育てをしているからではないかと考えられています。
※現在、シンシンが子育てに専念できるように、現在西園「パンダのもり」は展示中止となっています。それに伴いリーリーも観覧できません。
シンシンと子ども#1 オス、19日齢(2021年7月12日撮影)
公益財団法人 東京動物園協会提供
また、リーリー、シャンシャンともに健康状態は良好。気温が高くなり主に室内で過ごしているため、暑さの影響を受けず、これまでどおり採食・休息は十分にとれているそうです。
シャンシャン 1,491 日齢(2021年7月12日撮影)
公益財団法人 東京動物園協会提供
えさは、モウソウチクやマダケ、シノダケなどのタケ・ササ類を中心に、パンダ団子、ペレット、ニンジン、リンゴなどをそれぞれ必要に応じて与えられています。
リーリー(2021年7月12日撮影)
公益財団法人 東京動物園協会提供
動画では飼育室の上から撮影しているため、シンシンと比べて子パンダの体がいかに小さいか、わかりますね!
シンシンと子ども(26日齢)のようす
2021年7月19日撮影 公益財団法人 東京動物園協会提供
シンシンと子ども(22日齢)のようす
2021年7月15日撮影 公益財団法人 東京動物園協会提供
ジャイアントパンダのようす
2021年7月12日撮影 公益財団法人 東京動物園協会提供
シンシンと子ども(15日齢)のようす
2021年7月8日撮影 公益財団法人 東京動物園協会提供
これから、シャンシャンのように大きく元気に育ってくれることを願いつつ、引き続き生育状況をお届けします!